考えるな!楽しむんだ!
どーも、たけGです。
男坂最終章第二話の前回。
アメリカにまだおられました西日本のドン武島将。
JWCの他の面々がゲームと称して日本へ大軍団を送り込んだことを知って怒り心頭。
一気にチンピラと化した各国のドンたちを一人で一蹴しました。
しかし時すでに遅し。
JWC連合軍の船団は九十九里浜に上陸しようというところまで来ていたのです。
しかしその九十九里浜には一人の漢が待ち構えていた。
その男とは菊川仁義!
これは…
JWC、終わったな!
と、いうのが前回の流れでしたねー。
なんだかもう、ネタバレだのなんだの気にしちゃいけない暗いのとこまで行っている気がしないでもないですが…
それでも、大真面目に次の展開をワクワクしながら待っている読者も多いんじゃないかと思います。
や、僕も真面目に読んではいるのですが。
そんな僕が書いていて、うっかり重要なネタバレやっちゃってるかもしれません。
なので今回もやっぱり未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
九十九里浜に到着した大船団。
この方々も、船を操舵する人たちも全員中学生、ジュニアハイスクールの皆さんなのかなぁという疑問はひとまず置いておいて。
海上保安庁は何をやってらっしゃいますか。
これだけの大船団が太平洋を渡ってきて日本に上陸しようとしているんですよ。
こんなんじゃ密入国され放題ですよジャパン。
まぁ数週間前(マンガの中では)にもシカゴ軍団の大船団の上陸を許しちゃってるし、この世界の海上保安庁は仕事をしていないのかも。
それ以前に九十九里浜で昭和白虎隊が放火やら器物破損やら果ては婦女暴行までやらかしちゃってんのに、警察さえ動いてない世界だからなぁ…
それにしても、JWC船団の面々。
提督を名乗るネルソンさんやその部下の船乗りっぽい人たちも含めて、やっぱりこの方々も中学生なのかなぁと思う以前に…
どこの国の人たちなんでショ?
JWC(ジュニアワールドコネクション)を構成しているのは、ジェーメインのニューヨーク、フォアマンが掌握していたシカゴ、プエルトリコといったアメリカ合衆国のドンの他に、
イギリス、オランダ、スペイン、フランス、イタリア、西ドイツ(東西ドイツ統一前の世界ですので)、イスラエル、そして西日本なので、今回攻め込んできているのはニューヨーク、シカゴ、西日本を除く各国の皆々様なわけですが…
どの方を見ても、誰がどの国の人か全っっったくわかりません。
っていうか…
全員、奥羽連合に所属していてもおかしくないように見えるんですけど。
服装も皆さんほぼ同じですし。
それにリーダーのネルソン提督をはじめ、その見た目はもとよりしゃべっている言葉が
「~~でゲス!」
「~~だべ」
「~~だす」
各国の不良たちが集まった国際色豊かな連合軍のはずなのに、それっぽく見せるつもりがさらさらありません。
「リングにかけろ」の世界戦ではあれだけ日本人的偏見に凝り固まった各国の代表たちを彩り豊かに出していたというのに、この国境で分け隔てされる人の違いなどない!と断言するかのような潔さ。
JWCをここで終わらせる気マンマンですね!
案の定、仁義のバーンナックルを思わせるパンチ一発でノされていくJWCの皆々様。
はるばる太平洋をわたってこられたというのに、お疲れ様でした!
一方、アメリカにおられる東のドン、武島将サマ。
早く日本に帰りたい将サマのためにドン・ジャーメインがご準備したのは自家用ジェット。
自家用ジェット機と来ましたか。
さすが、かの国のお金持ちのおぼっちゃまがやることはケタが違います。
しかもただのジェット機ではない。
わかる人にはわかるその見た目。
VTOL機、わかりやすく言えば垂直短距離離着陸攻撃機、
ホカー・シドレー・ハリアー‼
自家用ジェットって言うか、軍用機じゃねえか!
こんなもんを個人所有しているなんて、どれだけの金持ちなんだジャーメイン…
モデルになったあのお方がセガのR360筐体を個人で所持したと言うのを聞いて、さすがはスーパースター、スゲーッ!と思ったもんですが、ドン・ジャーメインはR360どころかモノホンの戦闘機。
遥かその先を行っておりますなぁ。
いやまぁ個人的にはハリアー持つよりR360 筐体を持ってた方が超絶羨ましいですが。
まあ垂直離着陸できるジェット機なんだから滑走路はいらないわけで。
それでもさすがに九十九里浜に着陸できるわけはないので、着陸姿勢で空中制御している状態で将サマが降りてくる未来がもう見えますな。
それで仁義とタッグを組んでJWCの皆々様を殲滅してしてしまうんでしょうねぇ。
何も装着せずに学生服のまま乗ってるから、九十九里までひとっとびしている間に酸欠で倒れているかもしれませんが。
(このマンガに限って絶対にそれはないですが)
え?航空自衛隊の防衛網あるのに飛んでこれるのかって?
もう、今更そんな。
大真面目に考えれば、ジャーメインや将サマが家の力で日本国や自衛隊に圧力かけて、見て見ぬフリをしてるんですよ、きっと。
一方日本ではキボウくんが久々に登場。
このケンカを止めなければと、闘吉や奥羽連合の面々の前に立って進行を止めようとしているわけですが…
まぁ止まるわけありませんな。
これだけの大軍団同士が激突する戦争を止めようというのなら、やっぱり総大将に訴え出ないと。
血気盛んな武闘派連中に、
「ケンカはやめてください!」とか、
「日本人同士でケンカをしてはいけないんだ!」とか言っても聞く耳持つわけないでしょう。
案の定、闘吉に蹴られて、毎度お約束のカバンをぶちまけられてます。
頭はとってもいいみたいだけどキボウくん、交渉術が上手くなさそう。
自分でも「口で言ってもわかる人間じゃなかった」とか、「話を聞くような連中じゃなかった」とか言っているのに、実力行使で出ようと言う時点で実のところ、闘吉やウルフとあんまり変わらない性格なのかもしれませんねえ。
運よく最後に来た鸞丸と出会えたことで両軍の説得を鸞丸へ託し、結局キボウくんは九十九里で一人戦う仁義のもとへ向かいました。
仁義の力となり、JWC連合軍の侵攻を食い止めるために!
必要ないのでは?とも思うのは僕だけでしょうか。
かくして東西両軍、総大将を欠いたまま富士の麓に集結
しました!
このあと両軍入り乱れての大バトルに…
ならないんだろうなぁ。
今回は男坂最終章 昭和関ヶ原 前編 第三話の感想でした。
いやぁ~~~
もう、言葉もありませんな!
九十九里に到着する大船団。
乗っているのが思った通りの人々。
わかりやすく「聖闘士星矢」で例えれば、天角星ゴーレムのロック様とか天敗星トロルのイワン様が集まっているという感じでしょうか。
その方々が仁義一人にバッタバッタなぎ倒されていく無双展開。
きっとそうなるんだろうなあという予想を全く裏切らない予定調和の展開。
アメリカから日本へ帰りたい将サマに用意されたのは、そんなんアリ?と思わせるジェット機のハリアーというご都合主義丸出しの展開。
失笑すら出ないかもしれない展開の連続なのですが、逆にこういうマンガなんだと割り切って読むと…
実に面白い!
あれやこれや突っ込むのは野暮ってもんです。
いや、まぁ僕自身が1番突っ込んでいるわけですけども。
突っ込んで文句を言うのは野暮だけども、突っ込みながら楽しむ、そんな作品じゃないかなと思いますね。
ここまで来ると。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
それでもやっぱり東と西の大決戦も見てみたいなぁと思ってしまう次回へ続きます!
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