ザ・ワンからの二択、友からのメッセージ、仲間たちへの思い。
譲れないものがあると、ザ・ワンに抗う事を選択したバッファローマンを待ち受ける運命とは⁉︎
どーも、たけGです。
圧倒的な強さのザ・ワンを前にバッファローマンなす術なし!
このままでは勝てないかもしれない、バッファローマンもそれを認めざるえない。
系譜である私に師事し、更なる力を手に入れよ。
ザ・ワンの言葉に揺れるバッファローマン。
今のままではザ・ワンに勝てない、それは間違いない。
しかし、ザ・ワンに教えを乞うということは、その軍門に降るということ。
即ち、仲間である超人たちを裏切る行為にもなる。
これまで何度も所属を渡り歩いてきた自分、これ以上仲間たちを裏切れるのか。
自問自答し、導き出した結論。
オレには絶対に譲れないものがある。
それが木っ端微塵に砕け散るまでは、よくわからないお前の軍門に降るわけにはいかない!
逆転への熱い意志を込めて、最高奥義ハリケーンギガブラスターを放つ!
しかし、完璧超人始祖のガンマンを倒したハリケーン・ギガブラスターでさえザ・マンは受け止めてしまった。
そして繰り出される系譜の力。
ハルモニア・デストラクション!
砕け散るバッファローマンのロングホーン。
どうなる、バッファローマン⁉︎
と、いうのが前回の流れでした。
今回は衝撃の展開が待ち受けてます。
最初に言います。
ネタバレ、します!
それもいきなり!
なので今回は本当に、未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
読もう!
単行本待ちの方もご注意を!
【週に一度のお楽しみ】『キン肉マン』第414話 は只今更新されました、無料ですので是非ご一読を。。https://t.co/cugGjeYe2e #週プレ #キン肉マンアニメ化決定— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) April 23, 2023
体を逆さま十字の状態にし、腹部を角で貫いて固定したまま宙空から落下、リングに着地と同時に自身の膝へバッファローマンの頭を打ちつける、石のリングに直接打ちつけられるよりも何倍もダメージが深そうな拷問技、
ハルモニア・デストラクション!
体から角が引き抜かれると同時に苦悶の表情のままリングへと沈むバッファローマン。
その様子を見た委員長の指示ではじまるダウンカウント。
カウントが数えられる中、仁王立ちのままバッファローマンを見下ろすザ・ワンが冷たく告げる。
虚しきことよ。
お前はただ私に敵わなかったのではない。
お前自身が秘めたる力に敵わず、ここに沈んだのだ。
秘めたる力!
そうだバッファローマンにはまだ秘めたる力がある!
まだグリムリパーを名乗っていた頃のサイコマンが査定した、8000万パワー以上の潜在力!
ガンマン戦でキン肉マンが指摘したバッファローマン本来の強さ。
悪魔だからといった形に囚われない、バッファローマンが思うように自由に戦うファイトスタイル!
ザ・ワンの言葉でそれを思い出すか!
ボワァ…と、ここで身体が発光するか!
カウントナインで手を伸ばし、顔を上げるバッファローマン。
立て!立つんだジョ…バッファローマン!
立って光って、ここから反撃だ‼
と、思っていたらですよ。
カウントテンで激しく吐血!
鳴り響く、決着を告げるゴングの音。
試合終了!
バベルの塔の最終決戦の勝者は、調和の神、超神ザ・ワン!
って、
えええええーーーーーー‼
終わった!終わっちゃったよ‼
試合決しちゃったよ!
バッファローマンが、あの猛牛バッファローマンが…
完全敗北!
まさに完敗!
試合序盤の感想記事で、この試合はかつてのウォーズマンとの試合の様相がバッファローマン自らに返ってきたような内容と書きましたが、それどころではなかったです。
ウォーズマンの最後の1200万パワースクリュードライバー、バッファローマンは受けることが出来ず、かわすことしか出来なかった。
結果、ベアークローはバッファローマンを掠めるにとどまったけど、バッファローマンの肉体の一部と言えるロングホーンを1本折ることに成功。
そういった意味では一矢を報いたと言えるし、その後に戦うキン肉マンの援護射撃にもなったと言えるでしょう。
ですが今回のバッファローマン、一矢報いたとは言えない結果。
ハリケーンギガブラスターを真正面から受け止められて、その身に纏う鎧をへこませたもののその身に傷を負わせる事もかなわなかった。
これまさに完敗。
いや、実際のところ、もう試合始まった直後からこの試合、厳しいかなぁとも思っていたんですよ。
バッファローマンに勝ってほしいけど、この相手はちょっと難しそう。
それでも、今回の話ぐらいまではまだ持つかなぁと思っていたんですよ。
ハルモニアデストラクションで致命的なダメージを負うも意地で立ち上がるバッファローマン。
まだ、オレの心は砕けちゃいない…
体がボワァと発光、限界を超えたパワーで立ち向かうも最後は力及ばず。
それでも、ザ・ワンがバッファローマンを認めざるをえないほどの一矢を報いて敗れる。
そんな展開を想像していたのですが…
まさかあのまま敗れて終わりとは!
バッファローマンが、こんなにあっけなく敗れるとは!
この展開はまったく想像していませんでした。
ザ・ワンの強さをまざまざと見せられた感じです。
やられたなぁ~
もはや立ち上がることも出来ないバッファローマンへ、ザ・ワンが問う。
お前は本当にこのままでいいのか?
私に一矢報いることも出来ず、このまま私に命の幕を閉じられる、それで本当に満足なのか?
一度は決めた2択の選択肢。
バッファローマンは抗うことを選び、ザ・ワンは失望しながらもそれに応えた。
あとは最後に命の幕引きを待つのみ。
それなのに、その答えで本当にいいのかとの問いを訝しむバッファローマン。
言わばこれは泣きの一回。
この局面でもう一度考え直せというザ・ワンの親心のような救いの手。
やはりお前を殺すのは惜しい。
あまりに惜しい潜在能力を秘めている。
この先の闘いに…
お前の潜在能力を拓かせ、当てたい者がいる。
それだけになおさら。
おっとーーー。
気になる発言が出てきましたよー。
これだけ強いザ・ワンをして、バッファローマンを育て、秘められた潜在能力を花開かせ、闘わせたい相手がいる!
ザ・ワン自身でも勝てる見込みがないほどの相手なのか。
それとも、神という立場では戦うことの出来ない事情がある相手なのか。
おそらくそれが、現在の天界に訪れているという脅威につながるものであり、スクリューキッドやケンダマンを襲ったという謎の勢力とも関係するものなのでしょう。
これはどうにも手ごわそうな予感がしますねえ。
いまや時の流れはザ・ワンら神々の望まぬ未来へ向けて濁流と化していっている。
その流れを強制的に止めて、更にその流れの向きを望むべく方向へ変えるには、
神々も知らぬ新たな力が必要!
それこそがザ・ワンが、神々が下天した真の目的!
未来を変えられる解決策を各々が胸に、地上へ降りた。
超人を生かすか、殲滅するか。
それもただ、滅ぼそうぜーッ!粛清だーッ!とかいうわけではなく、この超人を生かすか殺すかもこの神々が憂う未来への流れに関係しているようですね。
ザ・ワンがバッファローマンを当てたい相手、というのも超人の存在意義に関わるものなのかな。
そうして出した結論がこのバベルの塔での試練。
ザ・ワンは超人の可能性を見出すことにした。
そしてザ・ワンが待ち構えていたのは、ザ・マンが期待をかけて送り出したキン肉マンではなく、
バッファローマン、お前だったのだ!
衝撃の告白がバッファローマンを貫く。
そこまで、オレのことを…!
揺れる想いのバッファローマン、これは響きます。
はじかれた振り子のようにめちゃくちゃ揺れます。
これが泣きの一回、最後のチャンスだと再び問いかけるザ・ワン。
①このまま私に殺され、なんの意味も残さず類稀な潜在能力を埋もれさせたまま、意味なく生涯を閉じるのか。
②生きて私の軍門に下り、希望の持てる新たな未来へとこの世界を運びうる大きな歯車のひとつとなるのか。
これまでお前が選んできた道を考えれば、答えは決まっているのではないか?
最後がトドメの一言!
俺が選んできた道…
ここから再び悩めるバッファローマンのシンキングタイム!
ある時は悪魔超人
ある時は正義超人
ある時はそれらの垣根を超えた超人血盟軍として…
生き方を変える都度、裏切り者呼ばわりされてきた…
だけど、オレはオレの信念に対してだけはひたすらに裏切らず、生きてきた!
そんなオレの信念が今、最も選ぶべきと指し示す道は…
視線の先には自分を見下ろすザ・ワンの姿。
視線を向けた時点でバッファローマンの生きる道は決まっていた。
しかし…
これで何度目だろうか、また仲間を裏切るのは…
仲間…
本当の仲間って一体、なんなんだろう…
誠意って、なにかね?
的な問いを自らにかけるバッファローマン。
カボチャはないけれど。
再びの裏切り。
仲間たちはなんと言うか。
正義超人の仲間たちも、悪魔超人の仲間たちも、その垣根を超えた血盟軍やリアル・ディールズの仲間たちも。
また、裏切り者呼ばわりされるのか…
でも、仲間って、仲間ってなんだろう…
最後の最後で逡巡するバッファローマン。
選ぶべきは仲間か、信念か。
仲間とはいったいなんなのか。
苦悩するバッファローマンの意識の中に、自分を親友と呼んでくれたキン肉マンの姿が!
オレは、オレはいったいどうすれば…
弱弱しく助けを求めるバッファローマンへ、キン肉マンは力強く答える。
言ったであろうが!
何があってもお前は私の永遠の友達だと。
安心しろ、何があってもだ!
ここは涙なくしては見れないシーンですね。
読みながらウルウルきましたよ。
バッファローマンの目から溢れる涙。
僕の目にも涙。
ええいああ、君からもらい泣き〜ですよ!
これはバッファローマンの中の妄想かもしれない。
都合よく作り上げたキン肉マンの幻かもしれない。
しかし、このキン肉マンの姿こそがバッファローマンの中の、自身が慕っている最高の仲間であり、友達のキン肉マンの姿であり、バッファローマンの思う、理想の仲間の姿勢なのでしょう。
うわべだけ見て、ただ裏切り者呼ばわりするのではない。
その苦悩を知り、、例え袂をわかつような決断であっても理解して応援してくれる。
仲間ってそうじゃないのか。
この試合前にキン肉マンと別れる際にかけられた言葉。
お前は何があろうと私にとって永遠の友達だ!
この言葉、バッファローマン本当に嬉しかったんでしょうねえ。
キン肉マンはやはりわかってくれてるんだと。
悪魔超人から正義超人となり、再び悪魔超人へ。
不敵に笑って強がっていても、内心後ろめたい気持ちでいっぱいだったのではないでしょうか。
今回のように正義超人たちと共に行動する時は特に。
そんなバッファローマンの後ろめたい思いが滲み出ているのを、キン肉マンだけは見逃してなかったのでしょう。
だからこその「なにがあっても永遠の友達」という言葉をバッファローマンに送ったのでしょうね。
(悪魔陣営のアシュラマンもバッファローマンのそんな思いを見抜いている節もありましたが)
だからこそ、バッファローマンの心の中のキン肉マンも「安心しろ!」と力強くバッファローマンの決断しようとする心を後押ししてくれた。
例えそれがバッファローマンの見た妄想だとしても、本当のキン肉マンも最後には「何があってもお前は友達だ!」と力強く言って、仲間の、友の決断を応援するでしょうね。
まぁ最初は「牛丼大盛とかで誘われたなぁ!この裏切り者~!」とか言っちゃうんでしょうけど。
ところが、現実に戻ると幻の中のキン肉マンのポーズと同じポーズでザ・ワンがバッファローマンに寄り添っているんですよ。
って、あれ?
と、いう事は、あのキン肉マンの幻はザ・ワンがバッファローマンへ見せたもの?
バッファローマンが自分を選ぶための後押しとして?
もしくは悩みに悩んで頭が憔悴しきってしまったバッファローマンがザ・マンをキン肉マンだと錯覚していた?
ここは気になりますねぇ。
ともあれ、決断したバッファローマン。
腹は決まった!
言われたことはなんでもやる!
だから、オレをお前の弟子にしてくれ!
ただし、必ずオレを最強の超人に育て上げると約束しろ!
バッファローマンの決意にザ・ワンが応える。
「モチのロンだ。約束しよう!」
かくしてバッファローマン、超神陣営側へ!
闇堕ち、いや違うな、神様につくわけだから天昇りか?
うーーーん、本当にこれは正しい選択なのか?
これを選択していなければバッファローマン、死んでたかもしれないと思うと選ばざるをえない選択肢とも言えますが…
100万パワー時代のバッファローマンが、サタン様の誘惑に乗った時もこんな感じだったわけですよね?
強くなりたいという一心でサタン様と契約し、1000人の超人の命と引き換えに1000万パワーを手に入れたんでしたよね?
(100万パワーの超人が1人の超人を倒すのと引き換えに1万パワーを得て、1000人まで倒したら1100万パワーじゃね?とか言ってはいけない)
最強の超人になるために調和の神サマの軍門に下ったのも、更なる力が欲しいという100万パワー超人時代のバッファローマンと同じ思いなんですよねぇ。
まぁ、確かにバッファローマンが言うようにその信念、強くなりたいという信念にブレがないわけですが。
でも、最後のページの煽り文が不安を大きくさせるんですよ!
『"最強"に魅了された男の判断は正しいのか…』
ええーーーっ⁉なにこの不安を煽る煽り文!
いやいやしかし、ここは漢の決断!
自分の信念に従った、バッファローマンの決意を僕は応援します!
今回はキン肉マン第414話の感想でした。
いやぁ、まさかまさかでしたねぇ。
こんなにあっけなく決着がつくのもまさかでしたが、バッファローマンが最終的にこの決断となったのもまさかでした。
いやいや、バッファローマンがこっち選ぶんじゃ?というのはちょっとは想像しましたけどね。
自分でも言ってるようにバッファローマンの生き様は即ち転職の繰り返し。
信念に従えば、ライバル企業にだって平気で転職する、かと思えば前職の社長から呼び戻されれば抵抗なくUターンする、なんだか新日本プロレスからジャパンプロレスを通じて全日本に移籍するも、結局は新日本に舞い戻った長州力さんのようなバッファローマンの生き方。
悪魔将軍がアントニオ猪木氏か。
余談はともかく、そういったことでまたバッファローマンが所属を変える可能性はあるかなと思っていました。
ですが一方で、前回のオレには譲れないものがある発言もあったので、これはバッファローマン、裏切りはないかな、とも思ったんですよ。
むしろこれが逆転へのフラグかも、とさえ思ったものです。
あっけなく、譲れないものは粉微塵に砕けちゃいましたなぁ。
ともあれ、バッファローマンとザ・ワンの試合はこれにて決着。
気になるのは今後の展開ですね。
ザ・ワンの言う、バッファローマンを育てて当てたい者がいる。
それが次なる敵なのかもしれませんが…
1つの可能性として、それがキン肉マンである場合はないでしょうか。
ザ・マンにしろ、今回の超神にしろ、かつての邪悪の神々だって、危険視していたのはキン肉マンなんですよね。
ザ・マン言うところの禁断の力、火事場のクソ力で持って超人パワーを底上げしていくキン肉マン。
その力はもはや、神の1億パワーさえも超えてしまうほどに。
だからザ・マンも最初は排除しようとした。
神々の望まぬ未来へと向かう水の流れ、その濁流の源が、キン肉マンその人である可能性もないですかね。
今回の闘いでバッファローマンが超神サイドへ、そしてキン肉マンと戦いたいと常々言っているロビンマスクも、ランペイジマンとの話によって超神サイドへ移る可能性を秘めているんですよねぇ。
バッファローマンとロビンを加えた超神サイドとの第2ラウンド。
想像するとなかなかに熱い展開になりますが…
それだと、スクリューキッドとケンダマンを襲った連中は何者⁉ってなりますよね。
神々の危惧とザ・マンの危惧が別々だとはちょっと考えにくいし。
バッファローマンやロビンがキン肉マンと戦う可能性は将来ありそうですが、今回はやっぱり新たな別勢力との戦いとなるのがしっくりくるかもです。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
次回はGW明けらしいですね。
つまりは2週間後!
次の展開が気になってしょうがない次回へ続きます!
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