キン肉マン第432話「怒涛のツープラトンラッシュ‼︎の巻」感想・龍虎の拳の気合溜め、自分がしている時よりCPUの溜め時間の方が早いような気がするのも超回復?

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時間超人の特殊能力“超回復”をどのように攻略するのかエグゾセ・ミサイルズ。

どーも、たけGです。

息のあったコンビネーションでエル・ドミノスを攻めたてるエグゾセ・ミサイルズ。

しかしエル・ドミノスの2人は自分たちの負傷箇所が回復していくのを見せつける。

それを可能にしているのが時間超人ならではの能力。

自らの体内時計の進みを早めて負傷した箇所が治癒する時間を短縮することを可能とする、

“超回復”!!

与えた傷が回復していくのを目の当たりにする二人へ、マリポーサ監督が作戦を伝える。

狙うは超回復も間に合わないほどの大ダメージを与えられる一撃必殺の大技!

2人のコンビネーションを完璧に合わせたツープラトン!

やれんのか?

というマリポーサ監督の圧を受けて、無言で頷くゼブラとマリキータマン。

エル・ドミノスの2人と改めて向き合った!

と、いうのが前回のお話でした!

この流れを受けて今回は決着回となるかな…と思いましたが、

さてどうでしょう?

その試合展開を含めて内容書いてますので、見てない人にとってはやっぱりネタバレになってしまっているかもしれないので…

今回もいつものように未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

単行本最新刊の表紙、カッコええなぁ。

改めてお互い向き合う2チーム。

ファイティングポーズで構えるエグゾセ・ミサイルズ。

腕を組んで余裕を見せるエル・ドミノス。

心理的優位に立っているのは超回復を見せつけたエル・ドミノスか。

そのエル・ドミノスを打ち倒すには、マリポーサ監督の言う通り細やかな技術でダメージを積み重ねていくよりも、威力優先の攻撃に切り替えていく必要がある。

しかし、この試合はタッグマッチ。

1人を倒してももう1人が回復、そちらに攻撃を移すと倒したもう1人が回復する時間を与えてしまうことになる。

そうしないために2人まとめて倒すツープラトン技が必要!

難しい注文だが、お前とオレなら…

ああ、やれる!

おおっと、いきなりラブラブパワーが爆発!

オレとお前ならどこまでだって!(言ってません)

そんなラブラブを見せつけてくるエグゾセミサイルズの2人に流石にイライラしたかエル・ドミノス。

先に打って出ました

しかしそのエル・ドミノスの突進に対して、息を合わせて同時にジャンプしてかわすゼブラ&マリキータ。

飛んでかわしたそのまま、2人同時にモンゴリアンチョップ、もといトマホークチョップを見舞います。

ヒャフィ…

エル・カイトの悲鳴がなんだか可愛くて良いなぁ。

超回復させぬ間に二の矢だ!

回復のいとまを与えずに波状攻撃を続けるエグゾセミサイルズ。

2人同時にレッグラリアートを見舞った!

エグゾセ・ツインレッグラリアット!

急造タッグの2人ですが、エグゾセから始まる技の名は、この試合中に思いついて以心伝心で伝わっているのでしょうか。

それともチーム名同様にマリキータマンが考えてきて、試合中にボソッとゼブラに伝えているのかも?

次、2人同時のレッグラリアートな。名前はエグゾセ・ツインラリアット、オレが目配せしたら一緒に技名叫ぶんだ。わかったなキャミキャミ。

ああ、わかったぜ。って、お前の目配せどこで判別すればいいんだよ。困ったやつだなぁ。

みたいな。(ないない)

三の!矢!

文字通り矢継ぎ早に技を繰り出すエグゾセ・ミサイルズ。

それぞれの相手をサイドスープレックスに固めてぶつけ合おうとしますが…

ミサイルズに対して、おそらくは急造チームではないエル・ドミノス。

エグゾセ・ミサイルズの噛み合わないポイントを見出したか。

自分たちを固めている相手の腕を振りほどき、逆に相手の体を固めます。

ドミノファイヤーブースト!

まさにツープラトン技の宝庫、エル・ドミノス。

ゼブラとマリキータマンの2人を投げてぶつけ合わせました。

ダメージを与えなければならないところを逆に受けてしまったエグゾセ・ミサイルズ。

リングに崩れ落ちます。

キャホ!

こっちのチームはマリキータマンの悲鳴が可愛らしくて良いですなぁ。

しかしすぐに立ち上がるエグゾセ・ミサイルズの2人。

まだまだこんなもんで…

やられる…

オレたちではない!

ゼブラの背後から肩越しにマリキータマンが飛び出す。

そのまま背中をエル・カイトへ向けてと突進するマリキータマン。

やってやるって‼︎(しつこいようですが言ってません)

サムライシローばりのヒップアタックを敢行か、それとも再びテントウムシダマシクラッシャーか。

そんなことはエル・カイトも見越していたようで、

同じ手は二度とくわぬわっ!

聖闘士に同じ技は二度と通用しない!的にニーサンを彷彿とさせる自信で持って迎撃体制。

しかしマリキータマンの狙いはそうではなかった。

オレも技は多彩なほうでな。

マリキータマンの背中の羽が開いて、拡がった薄羽がエル・カイトを包み込む。

ウイングラッピングシャットーーーッ!

エル・カイトを包み込んだまま上昇するマリキータマン。

運ばれるカイトがなんだか「怪獣大戦争」でX星人に運ばれるゴジラのようだ…

カイトーーーッ‼︎

相棒がそのまま拉致されてしまうんじゃないかとばかりに、心配して追おうとするドミネーターをゼブラが抑える。

お前は、オレが逃がしはしない!

捉えたドミネーターを変形のゴリースペシャルで固めるゼブラ。

その体勢により、ドミネーターの顔が空へと向けられる。

それを見たマリキータマン、

いくぞーーーっ!

エル・カイトを捉えたまま落下を始める。

標的はドミネーターの頭部!

エル・ドミノス2人の頭部が正面衝突!

ヘルズベル・リンギング!

その名の通り高らかに地獄の鐘の音を打ち鳴らし、時間コンビの2人は大出血しました。

これで決着か!

いや、すぐに立ち上がる時間コンビ。

ナンノこれしき〜〜〜っ!

立ち上がり、そのまま、おまんら許さんぜよ!と反撃に移るかと思いきや、エル・ドミノスは動きを止めて気合を入れ始めます。

これは超回復!

いくどダメージを与えてもすぐに回復する時間超人コンビ。

このままでは埒があかない。

やはり一撃瞬殺のツープラトン技が必要なのか…

しかしここで名将マリポーサ監督が動いた!

いや、ゼブラ、今ここだ!

回復に力を使っているヤツらは無防備そのもの!

今が狙い目かもしれん!

“超回復”に新たな事実が発覚!

超回復の発動には集中する時間が必要であり、発動中は攻めることも守ることも出来ない無防備な状態となる!

体内時計を早めて治癒の時間を短縮させると言っても瞬時に治癒できるというわけではないのですね。

格闘ゲーム「龍虎の拳」でいうところの気力ゲージみたいなもんか…

監督の指示を受けたキャプテン・ゼブラはすぐに頭上のマリキータへ声をかける。

ここから大技を狙える位置にいるのはお前だ!

行けーーーッ!

マリキータマンがすかさず動く!

そうはさせるか!

と、これはかなりのピンチと察したか、ドミネーターが回復のための集中を一旦解除したのかしないのか、上空のカイトの救助に向かおうとしますが、ゼブラが再び押さえ込んでそれをさせない!

この命にかえても、オレはお前を行かせーーーん‼︎

再びドミネータをガッチリと固めるゼブラ。

さっきと同じような状況、同じような構図で抑えられるドミネーターですが…

学習しないな!

相棒からの救援を望めなくなったエル・カイト、マリキータマンから両手両足を次々と決められていきます。

マリキータマンがカイトの四肢を完全に封じ込めた技。

この技で! 

この技…

この技はぁ〜!

ゼブラを、ブロッケンJrを、そしてアリステラを、恥ずかしさから赤面させたのではないかともっぱらの噂な大技。

マリキータ・デッドリーライドーーーッ!

通称固めが炸裂した!

大股おっ広げー!なまま決められる大技!

身体的なダメージはもとより、精神的なダメージが大きいと思われるこの恥ずかし固め、次週は休載、次々週からはスピンオフの短期連載作品が掲載されるということで…

カイトは数週間、このポーズのままで放置プレイが決定!

連載再開時にはエル・カイトの「うらむぜ、ゆでたまごのヤローッ!」が聞けるかもしれない!

ところでケンダマンはまたどこへ行った?

今回はキン肉マン第432話の感想でした。

今回で決着!とまでは行きませんでしたが、この後の展開も見えてきた感じかな?

前回に明らかになった時間超人の特殊能力、“超回復”

体内の時間の流れを早めて傷の治癒時間を短縮させる、という、

Ⅱ世における世界五大災厄コンビの加速能力(アクセレイション)と比べると地味に見える能力ですが、それでも回復できるというのは対戦相手からしたらたまったものではないチート能力と思われましたが、今回マリポーサ監督がその弱点を見抜きました。

まぁまだ確実ではないですが、おそらくはそうではないかと思われる“超回復”の特性と弱点。

・“超回復”とはいえ瞬時に回復できるものではなく、一定の時間がかかる。

・超回復発動中は、その能力の行使に集中しなければならず、その間は攻撃も防御もできない無防備な状態になる。

・つまりは戦闘中に動きながら同時に回復していくことは不可能。

と、いうことで能力を発動するための待機時間が必要だった。

つまりは実にシングルマッチには向いていない能力だと思われます。

能力発動中に攻められたら回復しようにも回復できないわけですから。

相手を動けないまま攻め立てて、グロッキーしている間に回復する、といったような使い方になるでしょうか。

そこまで相手を攻め立てているのなら超回復なんてしないで、相手をKOする方が早そうですけどね。

一方でこの能力、実にタッグマッチ向きだと思われます。

パートナーが戦っている間にコーナーで超回復しながら待機していればいいんですから。

回復したくなったらタッチしてチェンジ。

これを繰り返していけば常に万全の状態で戦えるので、ダメージが蓄積していく一方の相手チームからはたまったものではありません。

今回、エル・ドミノスがピンチに立たされているのはその利点を考えずに常に二人同時に相手と闘い、二人同時に同じタイミングで超回復していることでしょうか。

基本的なタッグマッチのルールに準じてタッチワークしながら試合を運んでいれば、こんなに苦しい闘いにはなっていなかったと思います。

試合序盤から相手を攻めるために2人同時にリングインしてツープラトンで攻め立てて、ツープラトンで反撃を受けて、2人同時にダメージを負って、仲良く合わせて超回復している。

相手に超回復のことを悟られずにコーナーで1人が待っている間にこそっと超回復していれば、絶対に負けることないと思うんですよね。

見事なツープラトン技を次々と披露し、エグゾセ・ミサイルズを凌ぐコンビネーションプレイを魅せたエル・ドミノスですが、このせっかくの超回復能力を活かせない試合運びをしているのは、やはり生まれたばかりでの経験不足ゆえ、といったところですかねぇ。

マリキータマンの必殺恥ずかし固め、マリキータ・デッドリーライドを受けてエル・カイトはKOされたのではないかと思われます。

そして残る1人、ドミネーターをゼブラとマリキータのツープラトン技で仕留める流れになっていくのでは…と思われますね。

マリキータマンの最大の必殺技は披露してしまったので、最後のツープラトンはゼブラのマッスルインフェルノをベースとしたツープラトンになるのでは?と思われますが、どうでしょう?

続きが読めるのは数週先になりそうで、ヤキモキしてしまいますが…

誰のスピンオフ作品になるのか、楽しみにしておきましょう。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

アデランスの中野さんに哀悼の意を込めて。

女房を質に入れてでも見てみたいスピンオフ作品の後の次回へ続きます!








コメント

  1. より:

    たけGさん、こんにちは。
    『龍虎の拳』をタイトルに絡めていただきありがとうございます。気力溜めは龍虎外伝ではけっこうスムーズだった覚えがありますね。(確か外伝はダウン中も気力溜めが出来た気がする)しかし龍虎は挑発することで相手の気力を削ることが出来るのはいいのですが、挑発する側が気力を溜める側よりも強力でバランスが悪いので、挑発する側にももっとリスクがあってもよかったかな?(挑発を繰り返す程攻撃力が下がるとか)
    さて、「マッスルインフェルノ」についてですが、真インフェルノもステカセキングのインフェルノも、そもそも相手を壁に激突させてもほとんどノーダメージなんですよね。
    なので、その他の奥義のように2段階発動か、あるいはマッスルインフェルノも実は技をかけられているように見える下側が技をかけている、と何らかの進化がないと厳しいかもしれません。
    マリキータとのツープラトンで真価を発揮するのを期待しましょう。

  2. より:

    マッスルインフェルノのツープラトンを考えてみたのでコメントします。
    マリキータがデッドリーライドで相手を決めて、ゼブラがマリキータの肩に乗って壁に向かって疾走、相手の股関を壁に激突。これは効くでしょうが見た目がちょっとなあ。
    あとは、インフェルノのかける側が下バージョン。相手を背中に乗せてロープに突っ込む、相手はロープに激突。これは単なる劣化版マッスルミレニアムですね。神殿から雷が落ちるでしょう。
    そもそもシルバーマンはインフェルノの完成形を考えていたんでしょうか?マッスルスパークにはアロガントスパークという原型がありましたが威力ありすぎてボツでしたね。
    次回連載のスピンオフがシルバーマンによる奥義開発で、インフェルノ原型が登場→連載再開でゼブラがインフェルノ完成なら熱いですね。

  3. 鶏肉男 より:

    回復能力は時間がかかる上、発動中無防備とは…世界五大厄のチートに比べればどこまでもフェアプレイ精神な奴らです。ただおっしゃる通り回復したい方がコーナーに引っ込まれたら手出しできず回復し放題なのは凶悪ですね(まぁ大概の超人は回復能力を使わずともちょっと休んだら元気になってる気もしますが…)
    今週で決着といかないなら次回もう一波乱起こるんでしょうか?既にドミネーターズ戦で6話は使ってます。タッグ戦だから時間がかかるとはいえ時間超人はあと5人控えています。全員と戦うとしたらどれくらいかかることやら…来年いっぱいかかるかも(^_^;)

  4. たけG より:

    >天さん
    調子に乗ってまたまたネオジオネタをタイトルに絡めてしまいました。
    前回天さんが反応してくださったことが嬉しかったのかも^^
    龍虎の拳は少しバランス悪くて荒削りでしたよね。
    だけど豪快さがそのへんを吹き飛ばしてしまうのが魅力のゲームでもありました。
    新作はその辺洗練されてくるのかなと期待してしまいます。
    そう、三大奥義の一つのはずなのに相手を倒したことないんですよねインフェルノ。
    マリキータとの試合で真を出したのに倒すまでには至ってませんし。
    今度こそ決めてしまわないとシルバーマンの怒りを買ってしまいそうですね。

  5. たけG より:

    >天さん
    インフェルノとデッドリーライドの合体、強烈そうですね。
    かけられている方は恥ずかしさが倍増するかも。見た目が確かに恥ずかしすぎる…
    インフェルノとリベンジャーにも原型はあるのでしょうか。
    アロガントと同様に、やはりシルバーマンが使っていたのかな。
    三大奥義である以上、何かしらありそうな気がするので外伝か何かで語ってほしいですね。

  6. たけG より:

    >鶏肉男さん
    ありがとうございます♪
    冷静に考えたらタッグマッチで上手く使えばこの能力無敵じゃね?と思いました。
    それを使いこなせなかったとしたらドミノス、まだまだ青いってことでしょうかね。
    さすがに次回で決着だとは思いますけどね、再開がいつになるかですねぇ
    残りの時間超人が誰と戦うのか、楽しみですねー。
    全員と戦うことになったら確かに来年中かかってしまうかも^^;

  7. 越中島 より:

    いや〜、レビュー面白かったッス。
    特にたけGさんのイラストがたまりませんな。
    イラストだけまとめた記事とかも見たいです!
    今回、〆はシングル技の恥ずかし固めでしたが、ツープラトン技が強調される展開になって参りましたね。
    こうなったら、実はマッスルインヘルノはツープラトンやったんやで〜という後付けな展開を期待したいです。

  8. たけG より:

    >越中島さん
    コメント、ありがとうございます!
    へたっぴなイラストもお褒めいただき、ありがとうございます!
    最近Instagramなるものを始めて、過去絵を含めて少しずつイラストをまとめていってますので、よろしかったらご覧ください!
    https://www.instagram.com/take_gsan/
    シルバーマンが考案したマッスルインフェルノの真の姿は実はツープラトンだった説!
    いいですね!記事内でも採用したいくらいいいです☆
    ゼブラが単独で出したインフェルノって、真も含めて誰1人KO出来てないんですよね〜
    ツープラトンでの完成形、見てみたいです^ ^

  9. ながと より:

    通りすがりです。インフェルノがツープラトン説、あると思います
    始祖にはダイヤモンドパワーを持つゴールド、それに匹敵する頭部のジャスティス、未知の物質でめちゃめちゃ硬いシングマン、エルクホルンを持つガンマンと飛ばせば並の超人なら虐殺できるような人たちがいるので本来はそこらへんの上に乗って射出するみたいな感じだったのではないかと思います

  10. たけG より:

    >ながとさん
    通りすがりのコメント、ありがとうございます!
    インフェルノ、単体では結果残せてませんからね。
    元々はツープラトン技だった説、支持したいところです。
    シルバーマン開発は間違いないでしょうから、サイコマンのファントム・キャノンとの組み合わせもあったかもですね。

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