キン肉マン第459話「発動!マグネットパワー‼︎の巻」感想・意外と似た者同士な自信家2人

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ファナティック、複雑怪奇な技でネメシスを攻め立てる!

どーも、たけGです

アニメ、見てますか?

いやー、アツいですねー!クオリティ半端なさ過ぎて。

基本、原作に忠実なアニメ化なんですが微妙なセリフの差異などもあって、そこに気づくのもまた楽しいですね。

しかし、一言だけ、一言だけ言わせて頂ければ…

今のアニメでナッちゃん、見たかったなー!

ミーはナツコを愛しているので。

しかしもかかしもない!と言われる前に今週のキン肉マン。

マンガの方ね。

圧倒的な1億パワーを持つファナティックを前に、まさかのロビン戦法を駆使して反撃を測るネメシス。

遂には必殺のネメシスドライバーに持ち込むが、ファナティックはここでマグネット・パワーを発動。

その反発力でネメシスドライバーを崩し、脱出。


グッバイ、ネメシスドライバー!

とばかりに


ごめんあそばせ!

強烈なサマーソルトキックがネメシスの顎に炸裂する‼︎

と、いうのが前回のお話でした!

圧倒的なパワーに加えてマグネット・パワーを駆使するファナティックを前に、苦境の続くネメシス。

大きなネタバレになるような事はない…と思いますが、後々大きなネタバレになってしまう事を書いてしまっているかもしれません。

なので今回も未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

 

必殺のネメシスドライバーを崩したファナティックのマグネットパワーに見守る一同驚愕。

これはネメシス、大大大大ピンチなのでは⁉︎

マグネットパワーの厄介さを知る委員長の心配をよそに、パワーの発動を引っ込めるファナティック。


こんな力は私の闘いに本来必要ありません。

おや?

ファナティック、いやサイコマンらしくない発言ですが、その行動に対してネメシスが一言物申す!


オレをナメているのか⁉︎

持てる力があるなら手加減などせず、全力を尽くしてかかってこい!

おっ、久しぶりに猪突猛進サダハルおじさんモード発動!


相手がどんな力を持っていても全てを全力で受け止め叩き潰す!

それが我ら完璧超人の流儀!

その筆頭を務めるこのネメシス相手に無礼な闘いをするなーっ!

アツい!

今年の夏の日射しなみにアツぞサダハルおじちゃん!

カッカしたままエルボー、もしくはバックブローを狙うもののファナティックはそれをあっさりカットし、後ろ手にネメシスを捉えます。


あなたは勘違いしている。

私がマグネットパワーを引っ込めたのは決して手を抜いているわけではない。

あの力は私の攻撃には必要ない。

あんな力に頼っていたら本来の技術がどんどん疎かになっていくじゃないですか。


言ってしまえばあんな力を闘いに持ち込むのは、ドーピングみたいなものですよ。

そのドーピングみたいな力使って、ネメシスドライバーから脱出したけどな‼︎

とはツッコまず、ネメシスは思い返す。

それは先の大戦におけるシルパーマンとサイコマンの試合。

ファナティックが言ったことは、サイコマンがシルパーマンに突きつけられた事実そのもの。

最終的にサイコマン自身も心の中で認めざるを得なかった事実。

きっと、尊敬し敬愛するシルパーマンから告げられた事実はサイコマンの心に深く深く刺さった事でしょう。

そしてその事を深く理解しているかのようなファナティックの言動。

これはファナティックとサイコマンの関係性に繋がるヒントになりそうですよ。

ここを語り始めるとかなり長くなりそうなので、後のまとめで語りましょうか。


マグネットパワーなどに頼らなくても、素のテクニックとあなた如きたやすく圧倒できるのですから。

余裕と挑発は忘れないファナティックですが、この辺ではネメシスも負けてません。


パワーで分が悪くても我が自慢のテクニックでお前を逆に圧倒できる!

なんだか、

俺の方がマンモスマンのキンケシ早くゲットしたもんね!

違うね!俺の方が1.11秒お前よりも早くゲットしたもんね!

みたいな、小学生レベルのやりとりになってきましたが、この2人、案外似た者同士なのかも。

柔軟な体のムーブで後ろ手に極められている状態から脱出するネメシス、すかさずローリングソバットを見舞います。

しかしファナティックはあっさりこれを片手でカット。

子供がオモチャの人形を振り回すかの如く、片手でギュンギュン振り回します。

これはファナティックの1億パワーによるものでしょう。

パワーに対抗できないネメシスの背後からチョークスリーパーに捉え、そのままバックドロップ気味に脳天から落とす荒技!


確かにテクニックだけを比べると、私とあなたはそこまで差はないかもしれません。

散々ネメシスを下に見下す発言を繰り返していたファナティックですが、これは暗にネメシスのことを認めてはいるのかもです。

ファナティックは、リングに倒れ伏したネメシスを立たせるとそのまま抱え上げ、複雑な関節技に固めていく。


ファナティック・ビリーバーロック‼︎

ずっと夢を見て〜、安心してた〜♪

あ、これは『デイドリーム・ビリーバー』だ。

ファナティックの技名を見て、同じように連想した人は、おそらく僕と同世代ではないかと。

そして連想すると言えばファナティックのこの大技。

ネメシスの全身をエビ反り状態で抱え上げたまま両腕と右足で固めて、そのアンバランスな体勢となった2人分の体重を左足1本、それも爪先立ちで支えています。

一見無理くりというか無茶苦茶な姿勢の全身関節技、かなりのパワーと体幹バランスがないと成立し得ない、まさにファナティックの恐ろしさを強調する大技ですが…

この技の形、何やら連想しませんか?

と、言うのもどこかで見たような…

あっ!

コミックス1巻でキン肉マンがパンダマンに対して決めていた、キン肉スペシャルみたいじゃないですか?

作画レベルの違いは大きいですが、無茶苦茶な技のかけ方は似ているし、キン肉マンが片足1本で支えている点も同じ。

細かい点ですが、“ファナティック”ビリーバーロックと自分の名前を技名に冠している点も“キン肉”スペシャルと通じますね。

これはたまたまの偶然なのか、ゆでたまご先生のセルフオマージュなのか、それともはたまたファナティックがキン肉一族に通じる何かがある伏線あるというのか…

ビリーバーとは信じる人、とか信者を意味する言葉ですし、僕らキン肉マン信者たちへのファンサービスのようなセルフオマージュだと思うのですが…

この技に伏線などないとも言い切れないのが、今のキン肉マンなんだよなあ。

キン肉スペシャル、もとい、ファナティックビリーバーロックで


バキ!グキ!ミシィ!ベキ!

と痛々しく固められ、さしものネメシスも苦悶の声を上げる。


テクニックが同レベルなのになぜ制する事が出来たのか、

それがパワー‼︎

いくら運転の技術があっても積んでいるエンジンのパワーが違うとレースには勝てませんよ。

 なんともわかりやすい例え!

どんなに卓越した技術を持っていたドライバーであっても、マシンやチームに恵まれなければトラブルでもない限り勝つ事は出来ません。

仮にアイルトン・セナが2人いたとして、片方がGTRに乗り、片方がマーチに乗ったとしたらマーチに乗った方のセナは勝つ事が出来ないでしょう。

「頭文字D」をはじめとした車マンガで非力な旧車でもって最新のパワフルなスポーツカーをねじ伏せるのが鉄板な展開ではありますが、あれはドライバーの卓越した神技コーナリングテクニックによるものです。

直線コースになるとテクでカバー出来ないパワーの差はどうしようもない場面が出ますしね。

ファナティックが言ってるのはまさに的を得ているのですが、一方でこれは逆転の布石になるかもしれないセリフにも思えませんか?


その惨めさを…もう少しあなたには教えてあげた方が良さそうですね

恐ろしい、まさに恐ろしい表情で攻めたてるファナティックですが、

確かにレースなら勝てないかもしれないが超人は車ではない。

機械にはない、パワー差を覆す奇跡の力が超人には有る‼︎

的な展開でボワァ…からの逆転を魅せてほしいぞネメシス‼︎

今回はキン肉マン第459話の感想でした。

いやあ〜

厳しいですね、ネメシスさん。

パワー差で全ての技術を覆される展開、まさにかつてのウォーズマンとバッファローマンの試合を思い出して、嫌な予感ばかり頭をよぎります。

ですが、ファナティックの言う通りにパワーが全てを決する事になると、誰も時間超人相手に勝てなくなってしまうんですよね。

何よりネメシス自身、95万パワーのキン肉マン相手に圧倒的なパワー差では勝てなかった経験をしているので、その事実を思い出して奮起してほしいものです。

さて、一方のファナティックですが今回また気になるポイントが出てきました。

それは、自身が使ったマグネットパワーについて。

こんな力に頼っていては技の研鑽を怠ってしまう。

このファナティックの発言はまさに、マグネットパワーに溺れていたサイコマンがシルバーマンに突きつけられた言葉そのものですし、ドーピングのようなもの、という言い方は遥か昔に同胞であるアビスマンに言われたことでもありました。

サイコマンはシルバーマンに事実を突きつけられ、敗北した時にかつてアビスマンたち同胞に言われたことを思い出したのかもしれません。

ファナティックはそのことを知り、理解している?

となるとやはりファナティックは、シルバーマンとの戦いを経たサイコマンの体を使って生み出された超人なのでしょうか。

サイコマンはアビスマンや他の仲間から否定された時にはそれを良しとせず、1人マグネットパワーの研究に没頭した‘。

いわばサイコマンはマグネットパワーについてこの世の誰よりも精通している存在でしょう。

マグネットパワーを利用しようと考えている刻の神がサイコマンに目をつけていてもおかしくはありません。

しかし、サイコマンの最後を見て分かるように、サイコマンがザ・マンに忠誠を誓い、かつ心の底ではこの世の平穏を真に考えていたことは間違いない。

この世を破壊しようとする刻の神のヘッドハンティングにはおいそれと乗りはしないでしょう。

しかしサイコマンは完璧超人始祖たちの業を一身に背負い、消滅していった。

この世から消滅したサイコマンを刻の神が回収。

それまでの記憶は消去され、新たな記憶を植え付けられたものの、身に染み付いている技や口癖、そして尊敬するシルバーマンやかつての同胞たちの言葉も深層心理の奥深くに刻みついており、忘れる事はなかった。

と、言うことなのでしょうか。

一度は死したサイコマンの肉体なので肌の色がゾンビ色になってしまっているとか。

ですが一方でやはりファナティックの言動や容姿は、サイコマンと比べると少し幼いというか若い感じなんですよね。

そのため以前より有力な説として支持している、ファナティックが魔時角を折って過去へ戻りサイコマンとなる説もまだまだ可能性はありそうなのですが、過去に戻ったファナティックは、理解していたこの大事なマグネットパワーの使い方をまた忘れてた力に溺れるんだって話になりますね…

まあここは魔時角によるタイムリープで深層心理も含めた記憶を丸ごと失った、とも考えられますか。

それでちょっとサイコマンを元に生み出されたファナティックがまた過去に戻ってサイコマンになる、と考えるとですよ。


サイコマンの体を元に時間超人ファナティック誕生

ファナティック、今後の戦いを経て魔時角を折り、数億年前の過去へ

原初の世界でザ・マンと出会い、完璧超人始祖拾式サイコマンとなる

(名前も全て忘れていたので)

シルバーマンに敗れた後、ダンベルによる始祖消滅の光を一身に背負ってサイコマン消滅

そこで時の神がなんらかの形でサイコマンを回収する

サイコマンの体を元に時間超人ファナティック誕生

ファナティック、今後の戦いを経て…

てな感じのループになってしまいますね。

これだとサイコマン、ファナティックの大元のルーツはどうなるんだって話になりますが…

ファナティック、サイコマンって何者⁉︎

なんて、99%当たることのない僕の考察なんでどうぞお気になさらず。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

マグネットパワーについてシルバーマンの言葉を理解しているファナティック。

実はユウジョウについても理解していて、シルバーマンの子孫であるネメシスに対して何か感じる展開もある? 

なんてことも考えてしまう次回へ続きます! 













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