全然別のあのマンガの影も少し見えた今週のキン肉マン!
どーも、たけGです。
今回のアニメも盛り上がりましたね!
なんと言っても今回は7人の悪魔超人が全面対抗戦に介入してくる回!
実はキン肉マンⅡ究極の超人タッグ編をもって、キン肉マンを追うのはやめようかな…と思っていた僕なのですが。
離れかけてた僕の心をガッシリと掴み思い留まらせてくれたのがステカセキングとブラックホールが登場した、まさにこの回だったんですね〜
僕がキン肉マンの読者を引退しようと一度ステージにマイクを置こうとした手をテリーマンとラジアルの試合で止められましたが、その段階でもまだ迷っていたのをステカセとBHで完全にマイクを握り直したといった感じでしょうか。
それだけ感慨深い回はもちろんとても興奮しながら食い入るように視聴したのですが…
ステカセと、あとネプチューンマンの紹介のシーンでウォーズマンばかりやられてるの、不憫すぎません?
まあ確かにあの頃のウォーズマンって、実際にそんな役回りばかりだったんですけども。
今夜更新の第5回も楽しみですね!
さて、こちらも大盛り上がりのマンガ本編。
もはや絶体絶命、失神寸前まで追い込まれるネメシス。
しかし、兄タツノリのことをファナティックが侮辱した瞬間にネメシスは秘められたパワーを解放する!
それはまさしく、火事場のクソ力!
1億パワーのファナティックをも凌駕するパワーで、ネメシスの怒りが爆発する!
と、いうのが前回のお話でした。
今回はクソ力ブーストのかかったネメシスがファナティックを攻め立てます。
試合の流れ、技の1つ1つを語ればそれはもうネタバレ以外の何者でもないかもしれないので…
未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
サグラダファミリアで行われているネメシスとファナティックの試合。
宇宙超人委員会の力によって、地球から遠く離れたキン肉星にも実況生中継されてました。
これやっぱりリアルタイムかな?
遅延とかないのかな?
どんだけ光年離れてるかわかりませんが、リアルタイムで実況生中継してるのであれば超人委員会の駆使する技術力は凄まじいものがありますなあ。
とか今更なことを考えてしまうのはガジェット系大好きなおじさんの悲しいサガかな。
ネメシスの、いや、サダハル伯父さんの戦う意志を見て、前回のボテちんに続き第号泣であります真弓ちゃん。
その様子を僅かに開いてるドアの隙間から覗き見る、ママとビビンバ。
ママはひょっとして新シリーズでは初登場かな。
ビビンバは完璧超人始祖編の最初の方で後ろ姿だけちょろっと出てたけど、お顔を見せるのは初めてかも。
覗き見るようなことはせずに、一緒に偉大なる伯父さんの応援をしたらいいのに、とも思いますけどもひょっとしたら宮殿の外にまで響きるほどに真弓パパの部屋からウォーンウォーン絶叫が漏れ出しているのを見て、
ママ「まあ、あの人ったら、あんな大声出して。きっといかがわしいビデオ見てるに違いないわ」
ビビ「お義母様、お義父様に限ってそのようなことは…」
ママ「甘いわよビビンバちゃん。あの人の鍵付きの棚の中に、いかがわしいビデオいっぱい入ってるの知ってるんだから」
ビビ「(…もしかしてスグル様の鍵付きの机の中にも…)」
なんて理由で覗かれるのは嫌だなあ。
ウォーンウォーン絶叫しているのは真弓パパではなくてサダハルおじさまなんですけども。
さてさて、真弓パパが大喜びし、写真の中のタツノリさんも誇らしげに見守っているかのようなサダハルおじさま。
その予想だにしなかったパワーアップを見て恐れ慄くどころか、むしろ喜んでいるファナティック。
やはりアナタは面白い!何が完璧超人筆頭ですか!
そんな魂を爆発させるようなパワーアップの仕方をするなんて予想外にも程がある
それでこそ私のもとまでやってきてくれたお客さんで〜す!
ここでのファナティックが実に興味深いですね。
完璧超人としてのネメシスについては実はそこまで興味を持っていなかったものの、こんな完璧超人らしからぬパワーアップをしたことで面白いと思えるほど俄然興味が沸いてきた、と言っているようにも見えます。
これはやはり、ファナティックの研究対象として完璧超人のネメシスは本当に底が見えていたということなのかも。
悪魔将軍(ゴールドマン)がミラージュマンと戦った時に言っていた、現代に至った完璧超人。
自らを完璧としたことでそれ以上の進化をすることを否定してしまっていた。
それこそが完璧超人の限界であり、弱点であるとも言える。
ファナティックはネメシスと戦ううちに完璧超人ネメシスの上限値を感じ取り、先のファナティック・ビリーバーロックで終わらせにかかったのでしょう。
おそらくは戦う前から予測していたネメシスの強さが、実際に戦ってみてその予測と変わらなかったのではないでしょうか。
完璧超人の底が知れたという挑発めいたセリフも、完璧超人筆頭でこの程度ならこれより上はないという判断であったのでしょう。
そう考えるとネプチューンマン、大丈夫かな…
しかし今回、敬愛するタツノリを侮辱されたことで感情を爆発させてまさかのパワーアップをしたネメシスに対して、失いかけていた興味が俄然沸いてきた。
このことはまだグリムリパーを名乗っていた時のサイコマンがバッファローマンと戦い、秘められた超人強度を査定しようとしていた状況にも似ているように思います。
それを思うと今回ネメシスに火がついた流れは、あの時のバッファローマンに火がついた流れと同じなんですよね。
と、なるとファナティックがタツノリを無能と言い放ったことも実はネメシスに火をつけるための、確信犯的なものだったのかな?
バッファローマンはパワーアップを果たしたあとグリムリパーを圧倒しましたが、ネメシスとファナティックの戦いはこのあとはどうなっていくのか?
あの時のグリムリパーがやられっぱなしだったのは、サイコマンがその場を離れるための演技でもありましたが、ひょっとしたら同じように負けたように見せかけてこの場を離れる算段でもあったりして。
正直、この展開になってしまった以上ネメシスに負けて欲しくないし、かといって今後を考えるとファナティックがこれで負けるのもよろしくないなと思うんですよねえ。
そういった理由で、勝敗が不透明なままお開きの形が一番しっくりきますが果たして。
面白い?
やはり気が合わんな
オレからすればお前はただひたすらに不愉快だ!
読者である僕からすればなんとなく気が合いそうな二人なのですが、ネメシス、掴みかかってきたファナティックの手を掴み返して逆に押し崩す。
表情から見て取れるようにファナティックのパワーと握力を完全に凌駕しているようですが、実況ではもう完全にファナティックの攻撃を”巨握の手”と呼称しちゃってますね。
先ほどはパワーで圧倒されていたネメシスですが今度は自身のパワーでファナティックを抑え込み、立ち関節技に押さえ込んでいく。
キン肉族局中秘伝、亡羊捕牢固め!
自身は片足立ちでファナティックの全身をえび反り状に固めて全身を極める複雑な関節技ですが、こ、この技は!
これこそ単行本1巻でキン肉マンがパンダマンに極めていた、キン肉スペシャルではないかーーー!
いやぁ、前々回ですか。
ファナティックがネメシスに極めたファナティック・ビリーバーロックがその片足立ちの関節技という共通点から、
キン肉スペシャルに似てるなぁ、ひょっとしてキン肉族のルーツとファナティックの間になにかしら関係があるのかなぁ
と想像し、キン肉スペシャルを元にしたイラストを描いたのですが、本家本元のキン肉族ネメシスからキン肉スペシャルと思しき技が出るとは…
これね。
先走って偉そうに語りながらイラストまで描いた自分が恥ずかしぃぃぃ
だって、ファナティック・ビリーバーロックもその見た目がキン肉スペシャルに似てたんだもん。
なあ、みんな⁉︎
更に言えばですけども、実は先に、ネメシスがファナティックにキン肉スペシャルかけてるネタ絵を考えてたんですよう。
あらゆる技をファナティックにしのがれて追い詰められたネメシスが、キン肉族にはまだこの技がある!としてキン肉スペシャルを繰り出すというネタ。
そういったネタ絵を考えていたところ、ファナティックがあの技出してきたもんだから、うわ、本当にキン肉スペシャル出てきた!と思って、ファナティックが技をかけている形で描き直したのが上の絵なわけですが…
下手こいたなあ…
あのまま、ネメシスのまま描いていたら神予想と呼ばれ、讃えられていたかもしれないのに。
しかも、幻の1回こっきりだったこのキン肉スペシャルを、僕はネタとしてキン肉族秘伝中の秘技と称していたのですが、今回、真弓パパが
キン肉族の秘伝中の秘伝!
と言ってるじゃないですかあ。
ファナティックが似たような技出さなければそのままネメシスVer.のまま描き進めていたというのに。
だってやっぱりファナティックのあの技、見た目がキン肉スペシャルに似ていたから…
なあ、みんな⁉︎
しかしこの件については、Xの方で仲良くさせていただいている『オレ流』のアキラさんが擁護してくださってます。
ありがとう、アキラさん!
「デイドリーム・ビリーバー」に被せたネタのあたりはまたイジられている気がしますが…
グラッツェ、グラッツェ
ちなみに亡羊捕牢固めの“亡羊捕牢”に何か意味があるかなと思ってググって調べてみましたが、これについてもアキラさんがこと細かに説明してくださっているので、そちらをご覧になられるのが早いかと。
(丸投げ、すいません!)
往年の名レスラーを絡めたネタも出てきて、めっちゃ面白いですよ!
先ほどのお返し、とばかりにキン肉スペシャル…もとい、亡羊捕牢固めでバキバキ締め上げるネメシス。
しかしそこはさすがの1億パワー、ファナティック。
ネメシスのロックを強引に外していき、逆にネメシスの喉元を捉えました。
歓喜のべサメ・ムーチョ!
♪ベサメ、ベサメ、ベサメ・ム〜〜〜チョ
歌い出したアナタは僕と同世代の方と見ました!
若い人は知らないかなぁ、桂銀淑さん。
ららばい ららばい ららばい♪
しかし前回は「デイドリーム・ビリーバー」を連想させてくれたファナティック。
今回は桂銀淑さんの「べサメ・ムーチョ」で懐メロ製造機か!
次回は「シルエットロマンス」とか「君は1000%」とか言ってこないだろうな。
しかし歓喜のベサメ・ムーチョ言ってる割に、ファナティックのお顔は全然歓喜って感じではなく焦りの表情も見られますね。
ネメシスのパワーを前にして余裕を保てなくなったのかな?
事実、ネメシスは技を受けた後で掛け手のファナティックよりも素早く体勢を立て直し、まだ体勢を整えられていないファナティックの背後を取りました。
そしてそのまま後ろへ投げるキン肉族局中秘伝、
罵苦怒髏投(バックドロップ)ーーーッ‼︎
え?
このマンガって…男塾?
▪️罵苦怒髏投
かつての中国は宋の時代。
皇帝の前で徒手空拳での御前試合を行うことになった罵 苦怒髏(ば・くどろ)であるが、スピードに勝る対戦相手の離れては打ち、離れては打ちのヒットアンドアウェー戦法に苦戦を強いられることとなったが、一瞬の隙をついて背後から相手の体を捉えることに成功した。
しかし相手がその状態でも負けを認めることを良しとしなかったため、勝敗をつけるためにそのまま背後へ体を反らしながら投げ、頭から落として相手を失神させることに成功。
時の皇帝から多大な賞賛を恩賞を得ることになったという。
現在、レスリングにおいて後ろへ投げ落とす、という意味から『バックドロップ』と呼ばれている技だが、元を辿れば罵 苦怒髏の投げ技であるという意味で罵苦怒髏投と呼ばれ、そこへ舶来の英語であるバックドロップという言葉を当てているというのが通説である。
余談であるが、ルー・テーズが提唱した「バックドロップはヘソで投げる」という名言だが、これも大元を辿れば罵 苦怒髏が他に類を見ないくらいのデベソであり、本当にヘソに相手の体を乗せて投げるように見えていたのが由来であるということも言うまでもない。
【民明書房刊『大宋時代のヘソの秘密。へぇ〜、そうなんだ〜投げもできるし茶も沸かせる〜』】
という民明書房からの引用のコマを探してしまったんですけどーーー!
罵苦怒髏投はキン肉族局中秘伝として現在に伝わっているが、後漢時代の超人「罵鹿漢」が使用していたという記述が残っており 現代では罵苦怒髏投の起源は中国武術でありキン肉族が完成させたと言われている。
民明書房「中国武術と超人格闘との意外なヒミツ」より抜粋
— めけめけ@キン肉マン💪アニメ化おめでとう! (@meke_meke_3) August 10, 2024
とある高名な研究家の方によると、別の時代でも確認されているようですよ!
しかしファナティックは、こんなものは単なるバックドロップだとして受け身さえ取れば…と余裕だったのも束の間、
ニャッ…、こんなの初めて…
ベサメムーチョのおかげでどうにも言っていることにいやらしさを感じてしまうファナティックですが、体験したことのないGが全身にかかって動きを取ることができない。
う…受け身が取れない〜〜〜っ!
サイコマンやグリムリパーも見せたことがないのではと思われる情けなさそうな声と表情になったまま、硬い石のリングの上へ脳天から落下!
脳天直撃ファナティック!
これまでは脳天から落とされても、なんでもないようにスッと立ち上がっていたファナティックですが、ついにリングを這いつくばる事態に!
それを見るネメシスはダンダンと足踏み。
おっ、地団駄ラリアットの体勢かな。
局中秘伝だか何だか知りませんが…
ヌググ、いやいやニャググと歯を食いしばるファナティックですが見た目は這いつくばって逃げようとしているようにも見えます。
逃げる?
ロビン戦法、No.1、獲物は逃すな!
とばかりに今度は背中合わせでファナティックを背後から固めるネメシス。
ボワァと発光しながら技に入ります。
この技はロビンマスクを沈めた、完肉奥義、バトルシップシンク‼︎
またもや技の勢いが強すぎて…このままでは…!
焦るファナティック。
お前の正体はじっくりと暴いてやるさ!
まだ生きていたらな‼︎
クソ力ブーストがかかり、1億パワーを持ってしても受け身を取ることも脱出もできないファナティック。
急降下していく爆撃機。
このまま決着なるのか⁉︎
今回はキン肉マン第461話の感想でした。
ネメシス、いや、キン肉サダハル無双の回で、これまでの溜飲が一気に下がるようでしたね。
唯一、歓喜のベサメ・ムーチョを喰らってはしまいましたがさしたるダメージを負った様子もなくすぐに体勢を立て直して自分の流れにすぐ引き戻しましたし。
これについても、これまでネメシスがどんだけ技を出しても余裕を崩さなかったファナティックを見てヌググと唇を噛まされていた時のリターンのようでもありましたね。
歓喜言いながらファナティックの表情は全然歓喜じゃなくて、むしろ短気のベサメ・ムーチョって感じでしたし。
そしてついに繰り出した〈完肉>バトルシップ・シンク。
果たしてファナティック、このまま終わってしまうのか。
いや〜、ここがまだわかりませんねえ。
前言撤回してマグネットパワーを使ってくる可能性がまずありますね。
両腕はフリーなわけですし。
でもファナティック自身、技の勢いが強すぎて、と言っているので手を伸ばしてマグネットパワーを出せる余裕すらないのかも。
となると、未だ見せていない時間超人としての特殊能力を使ってくる可能性もありますか。
口の中にエボリューションマウスピースを仕込んでいて、加速能力(アクセレイション)!で脱出するか…
ただそうなってくるとネメシスには次の一手にして最大の奥義、マッスル・スパークがあるんですよねえ。
アロガント・スパークは使わないと思いますが…
お互い、隠し球をまだ持っている2人ですがこのまま痛み分けで決着、という可能性もなくはないかなとも思います。
もう結構な話数消費してますしね。
何よりここまできたらどっちが勝った負けたも難しくなってきてるんですよ。
先にも書きましたがキン肉族としての誇りを爆発させたネメシスが負ける姿は見たくないし、かといって今後を考えるとファナティックがここで負けるというのもあまりよろしくない。
となるとこのまま勝敗がはっきりしないまま終わるのではないか…と思うのです。
それこそ先に書いたバッファローマンとグリムリパーの戦いの時のように。
ネメシスの技を喰らって動けなくなるファナティック。
負けを認めたファナティックは不適な笑みを浮かべたままその場から消滅する。
腑に落ちないものを感じながらもネメシスはジャスティスマンを解放すべく、サイコマンの研究室まで戻ると…
ジャスティスマンと、石板がなくなっているだと…?
よもやファナティックは、あえてこの場から離れるために…?
なんてのは僕の勝手な予想でございまして、外れている可能性が大でございます。
だけど本当にここまで来ると、引き分け、痛み分けというのがベストのような気がするのですよ。
なあ、みんな⁉︎
いやまあ個人的に、ですけども。
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
イヤデス女史、また出ませんでしたな…
本当にネイルに行ってる?(by.アキラ氏)
更に岩盤浴にも?(by.アキラ氏)
このまま出ないの私、イヤです、ハリスン!
と、1回はどうしても言いたくなってしまう次回へ続きます!
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