キン肉マン第463話「逃れられない過去‼︎の巻」感想・勇者にベホマ使われたモンスターの心境って、きっとこんな感じ

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一度はキン肉族を侮辱されてキレたサダハル様

ファナティックの挑発をどう受け止める⁉︎

どーも、たけGです。

アニメは個人的に完璧超人始祖編ベストバウトの候補の1つなる、アトランティスvs.マーリンマンの試合へ。

ほぼ原作通りの展開でしたが、唯一(かな?)原作になかったもので追加されてたのが、

アトランティスがロビン戦法『敵の誘いには乗るな』を思い出した点ですね。

まさに今のネメシスと同じような様子をアトランティスも見せてくれたのですが、この追加されたことがその後のロビンリスペクトにより厚みを持たせてくれたように思います。

ポール坊やも出てきたのであの名台詞もしっかりと次回に聞けそうで、楽しみですね。

1点残念だったのがブラックホールの去り際の台詞が、

あとはお前らに任せた

だった点ですかねー

ここは原作通り、

オメーラ

と言ってほしかった(笑)

さて、こちらもどうなるか気になる原作の続きですが、クソ力ブーストによる完肉奥義バトルシップシンクで決着を図ったネメシス。

格ゲーのごとき決め台詞も出ましたが、マグネットパワーによって致命的な一撃をファナティックは防ぎました。

逆にネメシスを捉え、サイコマンの拾式奥義と同じ形の技、永遠の最終楽章で強烈な一撃を放ち遂にダウンを喫するネメシス。

しかし、ネメシスのバトルシップシンクによるダメージも強烈でファナティックもそこで力尽き、ネメシスと並んでダウンしてしまった。

まさかのダブルノックダウン!

試合の行方は、一体どうなるのか?

と、いうのが前回のお話でした!

前回の記事を読んでもらえばわかるように今回の展開としては、


①このままだダブルノックアウトで決着。

②シルバーマンと同様にファナティックの技を耐えたネメシスが立ち上がり、ネメシス勝利で決着。

③超回復のような時間超人の特殊能力を用いてファナティックが立ち上がり、ファナティック勝利で決着。

と、この3パターンを僕は予想してました。

この予想が今回の感想の重要なポイントですよ!

そこを前提に読んでいただければと思います。

その答え合わせを含めて、容赦なくネタバレしてますので、やっぱりいつものように未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

 

ダブルノックダウンの形でリングに倒れた両者。

このままダブルノックアウトで引き分けか⁉︎

と思われたのも束の間。

ファナティックの顔に変化が見られる。

ジュゴジュゴ…

って、これは!

あのドミネーターやエル・カイトが見せた時間超人特有の"超回復"能力!

やはり持っていたのかファナティック。

いや持っていて当然か。

パピヨンマンが使わなかったので、ひょっとしたらあれはエル・ドミノスに与えられた能力であって時間超人ごとに別の、例えば加速能力のような特性が与えられているのかとも思いましたが…

パピヨンマンは使う必要がなかったってだけで、全時間超人にこの能力は与えられているという事でしょう。

逆に考えれば、ライトニング&サンダーのような加速能力はないって事かな。

いやホントさらに別の能力は!なんてやめてくださいね。

だってファナティックなると、ライトニングとサンダーも持ってなかったマグネットパワーまで有してますからね。

マグネットパワーを求めてた他の五大刻の面々だって使えそうですし。

更にここからアクセレイション!とか言いはじめたらチートすぎて手に負えなくなりますよ。

いやそれでもこの超回復だけでもズルい‼︎

十分チート!

ネメシスがここに至るまで与え続けていたダメージがみるみる回復していくのですが…

回復力がすごくない⁉︎早くない⁉︎

エル・ドミノスの超回復がベホイミだとしたら、ファナティックのこれはベホマじゃないですか!

いやまあ時間超人の中の大幹部である五大刻なんだから、実験体呼ばわりされてたあの2人より上というのはわかりますが…

これまでのネメシスの奮闘をゼロにされるのはやっぱりズルい。

綺麗な顔して立ち上がってくるのが本当にズルい。

ファミコン版の「ドラゴンクエストⅡ」のシドーのごときですよ。

いや、とは言えベホマほどではなくやっぱりベホイミ程度の回復量なのかもしれませんが…


これくらいまで回復できれば…もう大丈夫でしょう

と、言ってますしね。

でも…

これくらいって、血で染まっていた衣装までクリーニング後のように完治しとるがな!

エル・ドミノスだって回復してもある程度の損傷のあと残ってなかった?

やっぱりベホイミじゃなくてベホマ、ケアルラじゃなくてケアルガ、ディアラマじゃなくてメディアラハンじゃないですかー⁉︎


ズールーいーーー‼︎

これでネメシス負けだなんて納得できないー!

座布団やゴミがリングに投げ込まれるような暴動が起こってもおかしくない展開ですよ!

しかし‼︎

立ち上がったファナティックの足首をネメシスが掴む。


うおおおおーーーっ‼︎


ネメシーース‼︎


ネーメーシーーース‼︎


オレの耐久力をナメるなよ。

持てる最大限の防御技術を駆使して、お前の技に耐え切ったまで。

ネメシスコールを連呼したい場面ですが、一方でここは特筆すべきポイントではないでしょうか。

ネメシスが耐え切った技は、そのネメシスが指摘した通りサイコマンの完璧拾式奥義、輪廻転生落とし。

マグネットパワーに頼りすぎたサイコマンが着地地点のミスをした事でシルバーマンは致命的なダメージを防ぎきったわけですが、ネメシスは自力で耐え切った。

とりたててファナティックがミスをしたような様子も見られず、かつサイコマンにはなかった1億パワーのブーストがかかっているにも関わらず、ですよ。

これはファナティックの技がサイコマンの技に見た目そのままだけど、実はまだサイコマンの奥義ほど完成されていない、なんてこともあるのでしょうか。

それともかつてラーメンマンが指摘した、キン肉マンとネメシスのマッスルスパークは、似て非なる別物、みたいな理由とか。

ネメシスの耐久力がシルバーマン以上なのかもしれませんが、これは今後のファナティック考察のひとつのヒントかもしれないですね。

ま、毎度おなじみの僕の個人的な的外れ考察になるとも思うのですが。

話をもどして、カウントナインで立ち上がるネメシス。


まだまだオレがここで倒れるわけにはいかんのだ


ネメシスゥーーー‼︎

こうなったらもう、俄然ネメシスに勝ってほしい!

今後の話の展開を考えるとファナティックにも負けてほしくないとも思ってましたが、ネメシスの応援に一極集中します!

だって超回復はやっぱりズルいですよ。

旧シリーズのヘル・ミッショネルズや、2世究極のタッグ編のファイブ・ディザスターズを好きになれなかったのは、チート能力ばっかり使うからなんですよねー。

あいつらは時間巻き戻してそれまでのことをなかったことにしてましたし。

それがすかんかった。

ただ、あの2組と違って、ファナティックの性格やその存在そのものはむしろ好きなんですよねえ。

地力の1億パワーはともかくとして、そんなチート能力を使って欲しくなかったよファナティック…

と、いうわけで。

完璧超人筆頭ネメシスとして、

キン肉族のキン肉サダハルとして、

超回復だなんてズルする奴に負けるなネメシスゥゥゥーーー‼︎

超回復なしで立ち上がった時点で、アナタの勝ちですよー!

と、いうかさすがにゆでたまご先生方もその辺はわかっていらっしゃると思うので、超回復能力使用についてはなんらかのリスクがあるのではと思います。

そうあって欲しい。

いやホント。

し力を振り絞って立ち上がるも、試合の主導権はファナティックに完全に戻ってしまった。

そりゃそうでしょう。

ダメージそのままにハアハア言ってるネメシスに対して、ファナティックは綺麗な顔して息も切らさず試合開始直後のようにピンピンしてるんだもの。

勇者御一行にベホマやベホマズン使われたモンスターの皆様の気持ちがわかるような気がしますよー!


さっきの技、名前は違えど形は紛れもなく完璧拾式奥義だった。

やっぱりオマエ、平田サイコマンなのか⁉︎

再びサイコマンの名前を出されて、ファナティックもイラッとした様子が見られますね。

お返し、とばかりに


アナタだって呼ばれたくない名前はあるでしょう!

ねえ、サダハルさん?

挑発ともとれる言い方ですが、サダハル様は


フフッ、サダハルか

と自重的に笑います。


確かに一時は完全に捨てたと思っていた名前だ。

しかしキン肉スグルとの戦いで思い知った。

人は通ってきた過去からは逃れる事ができん。

ならば全てを受け入れ、糧として前に進むほかない。


ええこと言う!

ええこと言うなあ、サダハルおじさん!

だてに100年生きていませんね!

しかし…

ええこと言ってるだけに、なんだかちょっと嫌な予感を纏った空気もほんのり漂ってきてませんか?

どんなに否定してもサダハルの名前が付きまとってくる。

それはファナティックも同じ。

いくら否定しようともサイコマンという名前はファナティックが生きている限り、未来永劫付きまとう。


それを否定ばかりしているお前が、少し前のオレ自身を見ているようで…滑稽でな。

かつての自分を照らし合わせて相手に訴えかける。

こんな光景、なんだか見た記憶がありません?

そう、ネメシスがかつて戦い、現在リスペクトしてると思われるロビンマスクですよ。

ロビンマスクは、強さこそが全てだった完璧超人ネメシスへ相手をリスペクトしてわかり合う、正義超人流の戦いの素晴らしさを訴えてました。

かつて打倒キン肉マンだけに情念を燃やしていた自分の姿を重ねて。

ロビンは結局ネメシスに敗れたけれども、その訴えはネメシスの心に楔を穿ち、その後のネメシスの心情に多大な影響を与えているのは現在のとおりです。

あの時のロビンマスクと同じ道をネメシスが辿っているとしたら…

この試合、ネメシスが負けるってことじゃないですかあああ。

嫌な空気が流れ始めてますが、ネメシス自身は諦めない。

最後の力を振り絞って反撃を試みるも、それをかわされ逆に追撃を喰らってしまう。

主導権をどうしても引き戻せない非常に悪い流れ。

サイコマンの名前を否定し続けるファナティックは、サイコマンが使うことのなかった技でトドメを刺しにかかる。

試合序盤でネメシスに大ダメージを与えた、アヴァランチ・デスロード!


どうです?これでもまだ私がサイコマンという人と同じだと?

しかしネメシス。


フフフ、もはやどちらでも構わんさ。

と、達観したような様子。

これはどっちだ?どっちだネメシス⁉︎


ただお前はその背負った宿命からはどう足掻こうと逃れられん。

そしてオレもなあ〜

ここで再びボワァと発光するネメシス。

行けるか、まだ行けるのかネメシス!

やっぱりこれが最後の逆転の一手なのか⁉︎

それとも、それを打ち砕かれる敗北へのフラグなのか⁉︎

逆転の一手だと信じたいぃ!


何が宿命ですか!

キン肉族のパワーがどれほどのものか知りませんが

この私にだって1億パワーがあることをお忘れなく‼︎

ボワァしたのに脱出することも出来ず、ネメシス脳天直撃セガサターン‼︎

これまでのパターンだとこれでもはや決着、あおり文にあるようにネメシス轟沈なのかもしれませんが…

信じてるぞネメシスぅぅぅ‼︎

最後のボワァは、そして最後の宿命から逃れられん云々のセリフは、このあとの大逆転への布石だと信じてますぞサダハルさまぁぁぁ‼︎

今回はキン肉マン第463話の感想でした。

両者相打ちのドロー決着か、ネメシス勝利か、ファナティック勝利かと3通りもの外れる恐れのないズルい予想をしていた僕でしたが…

予想だにしてなかった、2人とも立ち上がって更にそこから試合続行!

まさかの予想全外れでしたね!

…予想に関してはなんにもまさかではないですか?

そうですか。

しかしネメシスとファナティック、両方とも立ち上がっての試合続行とは。

これは思いもしませんでしたねえ。

方やネメシスはハアハア言って、給油ランプが点滅している状態。

方やファナティックは超回復で給油満タン状態。

立ち上がったはいいもののネメシスは黄色信号が点灯しっぱなしです。

クソ力ブーストによるタックルもかわされてもはや敗北待ったなしにも見られますが…

ここは奇跡の大逆転に繋がる予想に賭けたいと思います!

え?

お前の予想は外れるからネメシス逆転勝利の予想をお前がするなって?

そう言われると確かにその通りで、グ、グム〜としか言葉が出てこないのですが…

ま、まあ聞いてくださいよ。

前回に書きましたが、ネメシスとファナティック、これまでの戦いでそれぞれ多彩な技を応酬してきましたがまだ切っていないカードがあったのですよ。

ファナティックはそれが時間超人ならではの特殊能力だったわけで。

これがエル・ドミノスの2人と同じ超回復だとは思ってませんでしたが、今回ファナティックは最後のカードを切ってしまった。

そしてネメシスには隠した(隠しているわけではないと思いますが)カードがまだ1枚あります。

それこそがキン肉族三大奥義の1つ、マッスルスパーク。

スグル戦では、正義超人ではない自分には相応しくないと封印しアロガントスパークを用いましたが、キン肉サダハルとして覚醒している今ならスグルと同様、真のマッスルスパークを使いこなせるでしょう。

そして、最後の瞬間にボワァと発光したことが逆転への布石。

クソ力によってファナティックのアヴァランチデスロードに耐えて、マッスルスパークの発動に繋げていくと思うのです。

何より、最後のセリフ、

お前もオレも運命より逃れられない。

自身はキン肉族に生まれた者の宿命を受け入れて、慈悲の精神を込めた究極のみねうち技、マッスルスパークを放つ。

そしてファナティックはサイコマンと同様の宿命を受けて、シルバーマンの末裔であるネメシスの技をもって沈む。

ということじゃないかなぁ。

ただ一方で、このままファナティックの前にネメシスが敗れる可能性もまだあるんですよねえ。

それがネメシスがファナティックに言っている言葉が、ロビンマスクが自身に言っていたことをなぞってしまっているということ。


昔のオレを見ているようで滑稽だ

というセリフもまんまロビンマスクがネメシスへ言っていたことですよね。

サイコマンの名前を、苛立ちさえ見せながら頑なに否定し続けるファナティックへ、その名前からは逃れられないと訴えるネメシス。

ファナティックは元より、それを言っているネメシス自身、サイコマンとファナティックが同一人物なのか確証はないように思えます。

しまいにはどちらでもいいと言ってますしね。

それは、ファナティックの否定に嘘がないと思われるのもあるでしょう。

そのファナティックの今後の心情に、ネメシスの言葉が揺さぶりをかけていく布石なのかもしれません。

サイコマンサイコマン言われ続けたことによって、流石のファナティックもこの戦いのあとでサイコマンのことを調べるでしょう。

そしてあまりに自分と同じサイコマンのことを知ったファナティックも思わず、

グ、グム〜

と唸ってしまうのではないでしょうか。

刻の神によって生み出されたことを信じ、刻の神を崇拝していたファナティックが自分の出自に疑念を感じ、迷い始めたとしたら。


私は一体何者なのでしょうか…?

その迷いが強固な布陣に思える、刻の神と時間超人五大刻の中に楔を打ち込むことになるのかもしれません。

まぁこの予想はネメシスが負けることが前提になってしまうので、当たってほしくない予想なんですけどね。

本音は最初の予想のように勝ってくれネメシス!です。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

イヤデス、またもや出てこなくて私、イヤです、ハリスン!

お化粧直しに時間かけすぎじゃない?とか希望的に思ってしまう次回に続きます!

忘れられてたらイヤです、ハリスン…













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