キン肉マン第482話「まさに、戦争男(ウォーズマン)‼︎の巻」感想+ちょっぴりアニメ感想・ウォーズに何が起こったか

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我に返ったウォーズマンがモニターに映る自分の姿を見て何を思ったのか。

どーも、たけGです。

アニメ最新話、バネさん…スプリングマンに泣かされましたね。

原作でも泣かされましたが、アニメになって動き、声、音が加わることでより一層感動が際立ちました。

特にスプリングマンがバッファローマンの中で息たえて粉々に崩壊していくまでの流れ。

耐久力を失い首一つ動かすのにも困難になってしまっている状況を、動きと音で表現する金属らしさ。

これはアニメだからこそ出来る表現だったと思います。

いやあ、泣かせていただきました。

アニメならではの表現と言えば、ディアボロス・ロングホーントレイン。

バッファローマンをスプリングマンが担いで、崩れゆく足で駆け巡るその姿。

ここも心と涙腺が熱くなるシーンでありますが…

バッファローマンを抱えて走るスプリングマンの姿が可愛らしくてたまりませんでした。

これも動きのあるアニメならではの表現でしたね。

一方で話全体としては、スプリングマンのデビルトムボーイがターボメンのターボチャージャーで破られる展開から、その後の覚醒バッファローマンがグリムリパーへトドメのハリケーンミキサーを決めるところまで一気に進みましたが…

原作数話分を1話にまとめた感じでスピーディーに進みテンポもよくて良かったのですが、もう少しゆっくりと余韻を味わいたかった気持ちもありました。

でもまあSeason2でこの第2ステージを全て終わらせ、あのお方が出るとこまで収めること考えたら巻くとこは巻かないといけないでしょうから。

何よりも早いとこ進めてあげないとピラミッドの中を1人彷徨うウォーズマンの稼働時間がどんどん短くなっていきますよ!

アニメも大盛り上がりですが、原作の方も絶賛大盛り上がり中!

ペシミマンのファイヤーバードに再び絡み取られたウォーズマン。

身動きを封じられたままなすすべなく打撃の連打を受けたあとでゴールドラッシュドライバーを受けてしまう。

活動を停止するウォーズマン。

それを見ていたコワルスキー長官他2名。

密かにウォーズマンの装備に仕込んであったモードを起動するスイッチを入れる!

再起動するウォーズマン。

全身から鋭利なスパイクを何本も出現させて。

その姿はまさしく殲滅兵器そのものとなった!

と、いうのが前回のお話でした!

前回、ウォーズマンの身に起こったことについて、本人は受け止めることが出来るのか。

その姿を見たものたちは?

果たしてその戦闘能力は?

大きなネタバレではないかもしれないけれど、まだ見ていない人にとっては先に知りたくなかったことを書いてしまっているかもしれません。

なので今回も未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

まさかのフォームチェンジ、全身フル武装な状態に変貌して立ち上がるウォーズマン。


遠くから鳴り響く音波に呼応するように、その意識を回復させゆっくりと立ち上がってくるウォーズマン!

しかと全身からは数多の危険な鋲が飛び出し、これまで以上に攻撃的な姿へと豹変を遂げている!


まさに戦争男(ウォーズマン)だーーーっ‼︎


戦争男!

改めて漢字にすると、物騒な名前ですなウォーズマン。

拉麺男のなんと平和的なことか。

スペシャルマンは…特別男?

漢字にしない方が良さそうだ…

しかしこの熱のこもった実況はおそらくアナウンサーの声でしょうが、

解説のマンリキさん、仕事してますか?

このウォーズマンを見てもアワワ、アワワ言ってばかりじゃないでしょうね。


ウォーズマン、ファイナルトランスフォーメーション完了!

自分の内部からの声にハッと我に返るウォーズマン。

良かった、自我までは奪われてなかった。

これで長官たちに操られるような事になったら嫌だなあと思ってましたから。


これがオレ…⁉︎

自分の姿が映し出されたモニターを見て驚愕するウォーズマン。

その瞬間モニターの画面が切り替わり、長官が顔を見せた!

宇宙超人委員会が設置したモニターをジャックするコワルスキー長官。

行っているのは狼の部屋、SKGBの技術班か。

さすがは1980年代にタブレット端末を使いこなしている組織!


ソ連の科学力は世界一ィィィィ!

出来んことはないィィィィ!


久しぶりだなウォーズマンよ。

久しぶりだなヤマトの諸君、なデスラー総統のごとくモニターごしにウォーズマンへ話しかける長官。


今のお前のその姿こそお前の真の最終戦闘モード

その真価をはかる実験前にお前は脱走していった

そこでだ

そのモードを存分に発揮し、その時間超人とやらを倒せたなら、お前を無罪放免にしてやろうではないか

ウォーズマンの脱走はコソッと逃げ出したわけではなく、正面きってSKGBの面々を蹴散らし、ご自慢のロボ超人でありウォーズマンにとっては友人でもあったカマンダースをも打ち破って行ったもの。

その時にウォーズマンのバックドロップで頭を割られたトラウマを思い出して、頭を抱えていた長官。

そしてペシミマン1人に最新鋭のアンドロイド部隊が歯が立たず、頭を抱えていた長官。

無罪放免にしてやろうだなんて、根拠のない自信はどこから出てくるのでしょうか。

処刑部隊向けたところで、おそらくこのフル武装状態じゃなくてもウォーズマンに返り討ちに合うだけだと思うのですけどね。

しかし、上から目線を崩さないコワルスキー長官。


我々の目的はあくまで研究成果の立証

今さらお前の命ひとつ、興味などないからな

この言葉は嘘か誠か。

試合が終わった途端に


そんな話は知らんなあ〜

とでも言いそうなお方ですが。


では健闘を祈る

かつての同志としてな

フハハハハ…

まさに悪役のお手本のように、教科書通りのスタイルでこの場から退場して行くコワルスキー長官でした。

代わってモニターに映し出されたのは全身ハリネズミのような武装で身を固められた自分自身の姿。


ふざけるな!何が実験だ‼︎

感情を爆発させるウォーズマン。


人の体を散々好き勝手にもて遊ぶ貴様らに愛想を尽かしてオレは施設を出たのだ!

その呪縛からとうに解放されたと、信じて、いたのに…

忌まわしきその残滓がまだ、体内で眠り続けていたなんて…

ウォーズマンの感情は怒りから悲しみへ

溢れた感情は単純にこぼれる涙〜

止めずに泣いて、枯れるまで〜

ウォーズマンが泣いたのはこれで3回目かな。

ひょっとしたらまだあるかもだけど。

1回は自身の体内での悪魔騎士との戦いの際。

ジェロニモの行動に心を打たれたウォーズマンの優しさからの涙でした。

だけどもう1回は今回と同じく、その元凶はコワルスキー長官。

狼の部屋在籍時に長官が自分のことを超人レスラーとしてではなくロボ超人兵士第1号として育成しているという事実を話していたのを聞いてしまった時。

愛する両親の思い、そして愛する祖国のためにと世界を制する事の出来る超人レスラーになるのを夢見て自分を磨き上げてた日々。

それが偽りであったことを知り、裏切られたという思いから涙したウォーズマン。

その後、怒りの感情を爆発させて長官の脳天を割り、施設内で大暴れして脱走したことで、その呪縛から逃れていたと思っていたのに逃れることが出来てなかったことを知って、また涙を流した。

僕が覚えている限り3回泣いているウォーズマンですが、その2回をコワルスキー長官が泣かしているわけですね。

僕の大好きなウォーズマンを2度も泣かすなんてもはや許すまじ。

長官はもう一度、バックドロップで頭かち割られてもいい。

民明書房の記録によると、怒りを抑えられない師匠が殴り込んだらしいですよ。

まぁ最近の師匠の冷たい態度に対しても、一生懸命涙を堪えているかもしれませんけどねー。

そんな絶望に包まれているウォーズマンへ、敵である同じロボ超人のペシミマンが声をかける。


ニキニキ、そう落ち込むなよ

似合ってるじゃねえか

落ち込んでいる相手への最初の入り方としてはこれはかなり効果的!

まずは軽いジャブのように、入り込みます。

だけどこれだけで終わったら、お前に何がわかる!と逆効果にもなりかねませんが、ペシミマンは抜かりなく。


わかるぜぇ、お前のその哀しみ

オレたちロボ超人はみんなそうだ

ここで同調して傷ついたその心に寄り添っていく

自分も同じだ。気持ちはわかる。

いきなりこれを言ってたら、またもやわかるわけないだろ!と逆効果になりかねませんが、最初の軽いジャブで少し心をほぐしているから、この同調している言葉が入っていくのです。


ロボ超人は皆、どこまで自由だと思っていても結局こうして人に利用されるだけのオモチャなのさ

今のお前のようにな

ここは悪魔の囁きでもありますね。

オレも実はそうだったんだよと体験談のように話して、ウォーズマンの警戒を解いていくという作戦か。

怒りと哀しみの感情が溢れていたウォーズマン、ペシミマンの言葉にすっかり冷静さを取り戻しています。


それに助かったじゃねえか

さっきのゴールドラッシュドライバーで、オレはお前を倒したつもりだった

だがお前は息を吹き返した

これまた効果的な言い方ですね。

この、忌まわしき兵器としての己の姿、長官たちの仕込みで出現した自分さえ知らなかった殲滅兵器としてのモード。

それを見て絶望していたのを、でもそのおかげで助かったろ?

と、前向きに捉える事の出来る言い回し。

その格好になったから、お前は立てたんだぜ?

良い方に捉えろよ。

と言って背中を押します。

なにこの頼れるアニキ感。

オニキスマンが教師的な存在だったとしたら、ペシミマンは頼れる年上のアニキ的な存在になってきてますね。


間違いなくウォーズマンの方が年上だと思いますが。


その新たな見てくれも強そうだ

まだやれるだろ?

これはもうトドメの一撃ですね!

知らずに人間たちに仕込まれてたその姿、お前の気持ちはわかる

でも、お前はそれで助かってもいるんだぜ?

せっかくだからその装備、使ってみろよ、この状況を楽しもうぜ


嫌なことは忘れようぜ!

ペシミマン、これは非常に優秀なカウンセラーになれますよ!

悩み、落ち込む人たちの相談に乗り、気持ちに寄り添う心理カウンセラー。

多くの人たちの道標となれるような素養を持っていると思います。

いやあ、今回のウォーズマンへの声の掛け方で、ペシミマンの好感度が爆上がりです!

五大刻の中で一番好きになったかもペシミマン。

まぁ、一つ間違えれば詐欺師の上手い手口とも言えるのですが。

ウォーズマンの今の気持ちがどうだかわかりませんが、こんなふうに慰められたらコロッと落ちてしまう人、多いと思います。

ともあれペシミマンの言葉で冷静さを取り戻したウォーズマン、再始動!

リーチが長くなったらしいスケールベアクローでペシミマンに襲いかかります。

リーチが長くなったと言いますが、そのベアークローが出てるのは肘の辺りなので長いと言っても本来のベアクローと比べてもリーチそんなにかわらないように思うのですが…

それは言わないお約束かな?

ウォーズマンのベアークローを革のコートで防ごうとするペシミマン。

しかしそのコートをいとも簡単に刺し貫くベアークロー!


フッ、そんな革のコートでオレのベアークローが防げるとでも思っていたのか!

ウォーズマンにもはや迷いなし!

ペシミマンのカウンセリングは効果てきめんだ!

ペシミマンも実に楽しそうにニキニキとベアークローを振り払うと、ウォーズマンのガラ空きの胴へタックルを狙います。

しかしそれはウォーズマンの誘い!

飛び込んできたペシミマンの顎のあたりへカンテオ、膝蹴りを見舞う!


ニギャウ!

これがただの膝蹴りではなくトゲトゲ付きだから実に痛そう。

そりゃニギャウだなんて悲鳴も出ますわな。

思わずよろめいたペシミマンへ、間髪入れずコーナーポスト上からのフライングボディアタックを敢行!

ウォーズマンの全体重プラス、トゲトゲで串刺しにされたペシミマン、思わず


二ギャア〜ッ‼︎

と大絶叫!

これは痛ーーーい‼︎

今回はキン肉マン第482話の感想でした。

ウォーズマンの涙が痛い回でしたね〜。

ホント、コワルスキー長官はもう一回頭を割られてもいいと思いました。

一方でその分、ペシミのアニキは漢をあげましたね。

実に上手くウォーズマンの心に寄り添い、傷ついたウォーズマンのの心をときほぐしましたよ。

なんだかバックでドリカムの「サンキュ」が流れるような、そんなイメージが浮かびましたよ。

まぁ前々からウォーズマン好き好きを隠してなかったペシミマンだから、ここぞとばかりに傷心のウォーズマンを口説き落として自分の陣営に引き込もうという作戦なのかもしれませんが。

そうなるとBGMはドリカムの「サンキュ」からB’zの「泣いて泣いて泣きやんだら」になっちゃうんだよなあ。

(振られて落ち込んでる女友達を慰めつつも、あわよくば自分のものにしちゃおうかなという心が見え隠れしている男友達の歌)

個人的にはペシミマンにはこのままイケてるアニキイメージで行ってほしいところですが。

で、アニキと言えばペシミマン、刻の神によって生み出されたばかりのはずなんですよね。


だからウォーズマンのアニキ的存在というはおかしい!
とかいう話ではなくて。

ウォーズマンの哀しみに寄り添った、ロボ超人の悲哀の理解について。

さも自身も人間の道具にされた経験があったかのように話すペシミマン。

刻の神サマによって産み出されたばかりのはずのペシミマンは一体どこでそんな経験をしたというのか。

以前にも書きましたが、刻の神によって産み出された時間超人たち、特に五大刻の面々はそのベースとなる超人たちが存在しているのではないかと思いました。

そして、元となった超人たちの記憶を有しているのではないのかと。

まぁいつものごとく、全然的外れな考察の可能性も高いんですけどね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

ウォーズマンのスパイクでいっぱい穴が空いたペシミマンですが、どうせ超回復でジュゴジュゴ埋まっちゃうんだろうなあと思ってしまう次回へ続きます!

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