自分が心に思い描く理想の肉体を体現したエンデマンの前に、テキサスブロンコ、テリーマンは攻略法を見出せるのか?
どーも、たけGです。
⚫︎前回の振り返りと、いつもの注意事項
テリーマンが打ち砕いたエンデマンの大理石状のボディ。
そこから姿を現した新たなエンデマンは、筋骨隆々とした姿だった。
そしてそれはテリーマンが心の奥底に描いていた理想の肉体であり、テリーマン自身が彫師となって体現された姿であると。
否定するテリーマンだが、エンデマンはテリーマン以上のパワーでのスピニングトゥホールド、
ストロンゲスト・トゥホールドでテリーマンの左足の義足を攻め立てる!
なんとか脱出するテリーマンだったが、これまでにない難敵エンデマン相手にどう戦う?
と、いうのが前回のお話でした!
テリーマンの理想の肉体を表したというエンデマン。
苦戦必至のテリーマン、その戦いの行方は?
大きなネタバレに繋がるような内容はない…とは思いますが、試合の展開について語っていくのでまだ読んでいない人にとってはネタバレになってしまうような事を書いてしまっているかもしれません。
なので今回も、未読の方はご注意を!
まず本編を読みましょう!
単行本待ちの方もご注意を!
⚫︎本編感想
エンデマンのストロンゲスト・トゥホールドからなんとか逃れ、真正面に向き合うテリーマン。
しかしその表情には疲労と、困惑の色が見てとれます。
バッコバッコやはり脆い
これではまたその脚を失うのも、時間の問題だな
エンデマン、これはボディを破壊された際にテリーマンが、
1億パワーを誇るには脆い
と言ったことへのお返しかな?
エンデマン、案外粘着質なところがあるのかもしれません。
距離を取るテリーマンに対し、再び攻勢に出んと間合いを詰めるエンデマン。
対してテリーマンは横に飛んで距離を保とうと試みるも、その行動にすぐ反応して追いついてくる!
この巨体でテリーと変わらぬスピードを見せるエンデマンに、
は、速い!
と、思わず驚愕するテリーマン。
パワーのみならず俊敏さでも、貴様にヒケは取らぬわ!
その巨体ゆえ、鈍重かと実況アナにまで思われていたエンデマンですが、素早い動きで逃げるテリーマンと距離を詰め、コーナーポストに追い詰める。
そのまま巨大な両腕をクロスさせてテリーをサンドイッチしようとするも間一髪、テリーはエンデマンの巨大な股ぐらを潜り抜けて背後に回った。
くらえーっ!デカブツ野郎ーっ!
そのままエンデマンを背後から首を締め上げるスリーパーホールドで攻め立てる。
自分より巨大で、パワーがある相手であろうとも、急所は変わらない。
急所を、弱点を攻め立てる事は戦いの定石!

頸動脈を締め上げるその戦略は間違いなく有効!
このまま締め落とす事ができるか。
こんな非力で、我を失神させられると思っているのか〜⁉︎
貴様は、大木にとまる蝉でしかないんだよーっ!
しかしそのパワーは圧倒的!
普通なら背後からのスリーパーホールドを引き剥がすのは決して容易ではないはずですが、エンデマンはまさにその比喩のごとく、木にしがみつく蝉を引き剥がすかのようにテリーマンを腕の一掴みで引き離した!
そしてそのまま軽々とテリーマンをリフトアップ!
重量挙げのようにテリーを上下させる!
スーパーヘビー級のレスラーがジュニアヘビー級の選手に対して行うかのごとくの屈辱的な攻撃!
更にそんなテリーマンの屈辱的なシーンを観んと、野次馬という名のオーディエンスたちが集まってきた!
君たち、どこから来たのさ?
なんとなくウォッチマンみたいなお顔の人もいますけど。
そんな、どこからともなく湧いてきた観客たちの期待に応えるべくエンデマン、リフトアップからブレーンバスターへと移行!
言うまでもなく、ブレーンバスターはテリーマンの得意技の1つ。
それも、自分よりも遥かに重く、大きな対戦相手に使用してきた、ジャイアントハンターと呼ばれる故の技!
それを超巨漢のエンデマンが、自分より遥かに軽く、小さなテリーマンに仕掛けようする。
それだけでもかなりの高高度になっていて、普通にブレーンバスターでもテリーに大ダメージを与えられそうなものなのですが、エンデマンはそこから上空へとジャンプした!
ブレーンバスター?違うな
跳躍の頂点まで達したエンデマンは言う。
テリーマンよ、貴様にもし、このような強靭な肉体があれば、
こういうこともやってみたかったんじゃなかったのか⁉︎
エンデマン、テリーマンをブレーンバスターで担いだまま錐揉み回転を加えながら落下を開始!
ローリングブレーンクラッシューッ
そのまま回転しながら石のリングにテリーマンを脳天直撃セガサターン!
しかし回転しながらの落下技で、ローリングにクラッシュと来ますと、某天馬座の聖闘士さんの必殺技を思い出しますな。
そんな奇特な連想するの、僕だけですか?
と、思ってたら1人いた!
このサムネのイラストだけでめちゃくちゃ笑えます。
しかしテリーを落としたエンデマン、その右手はテリーを逃さぬようパンツを掴んで引っ張っておりまして、そのパンツの中のテリーマンのテリー・ザ・キッドが見えそうで、ハラハラしますな。
テリーファンの女子たちはきっと顔を押さえてドキドキしながら見ていたことでしょう。ペガサス・ローリ…ローリング・ブレーンクラッシュの威力で脳天から石のリングに串刺しにされて、犬神家の一族状態のテリーマン。
そういえばネプチューンマンもパピヨンマン相手に同じようなシーンがありましたな。
ネプチューンマンはその後、勝ったので、このネプチューンマンを思わせる流れはテリー勝利へのフラグなのでしょうか?
それとも、同じフラグは二度立たないパターンだったりして?
そんなテリーの悲惨な状況を見たスカイマン
ああ…!
と、思わず絶句。
テリーマン、脳天串刺し状態からそのままリングへとダウン。
ダウンカウントが数えられると思いきや、エンデマン、テリーの髪の毛を掴んで引き起こす。
ダウンなんて生ぬるいことさせてやるものか、チビ公め
ここからが本当のショータイムだ!
天井知らずのIT’S SHOWTIME!
エンデマン、テリーのアゴと右足をそれぞれ掴み、エビ反り状態で固めた上に自分の右足をテリーマンの背骨あたりに乗せて両腕で引き上げる、形容し難い拷問技を披露!
ナチュラル・ボーン・スクラップ!
テリーの体を真っ二つに引きちぎらんばかりに力を込める!
テリーも思わず悲痛すぎる悲鳴を上げざるを得ない!
この拷問技から脱出できるのかテリー⁉︎
⚫︎今回のまとめ
今回はキン肉マン第510話の感想でした。
いやあ、ヤバいですねテリー。
体格、パワーで圧倒され、しかもスピードで凌駕することも出来ないどころか、自分を上回るスピードで追い込まれてしまっています。
まさにテリーマンの完全上位互換ともいうべきエンデマンの脅威になすすべなし!
テリーマンが通常のPCエンジンだとしたら、エンデマンはPCエンジンスーパーグラフィックスとでもいうべきところでしょうか。
PCエンジンだとわかりにくいから、白黒ゲームボーイとゲームボーイアドバンスSPぐらいの対比で示してほしいですと?
要するにテリーマンの足りないもの、足りない故に欲していたもの全てを備えたエンデマンの前にテリーマン大ピンチです。
それは力や技、そしてスピードだけでなく、精神面でも圧倒されていることが窺えるテリーマン。
と、いうのも今回はまるで口数が少なくなり、饒舌にいやらしく精神攻撃をしてくるエンデマンに対して、言い返すこともできなくなっているじゃないですか。
今回、テリーが発したセリフは、
は…速い!
くらえーっ!デカブツ野郎ーっ!
のみ。
あとは、ぐっ、とか、うっ、とか、あぐっ、といった漏れ出る声ばかり。
エンデマンの蹴り技で攻め立てた時にはめちゃくちゃ喋り、エンデマンを挑発し、上空のスカイマンともやりとりするぐらいに饒舌に喋っていたのが、まるで嘘のように喋らなくなっちゃいました。
これまでの戦績や戦いの記録を振り返るに、テリーが無口になるとちょっとヤバい気がせんか?
今回のエンデマンの強烈な拷問技で終わるのは、さすがにそれはないと思いますが…
前回から圧倒されっぱなしのテリーマンの逆転のチャンスはどこで巡ってくるのか。
ここはやはり、キン骨マンの左義足なのかもしれませんね。
今回のエンデマンの技で固められているのは右足の方で、どうやら左足はフリーな様子。
ここで左足が勝手に動き始めてテリーマンを脱出させ、逆転に導いていくとか?
この左足の理想のボディはお前のようなムキムキではないわいなー!
とか言って、意識を失うテリーに代わって左義足が自動で動いてエンデマンを攻め立てたら面白いような気も…
しませんか?
頭脳がキン骨マンってとこが気になるな…
今回はこの辺で。
いつかまたここで会いましょう。
やはりエンデマンの今の姿は犬のマスクをした全裸男に見えなくもない次回へ続きます!



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