キン肉マン ディープ オブ マッスル‼︎特別編「悪魔の変身講座“TRNSFORM METHOD‼︎の巻」episode.3感想・スニゲー先生の7日戦争

IMG_7754

ステカセキングは師の指導を受けて変身能力を極められるか?

どーも、たけGです。

キン肉マンのスピンオフ作品『ディープオブマッスル』特別編、ステカセキング&スニゲーター外伝!

ウォーズマンに変身したステカセキング。

その見た目完璧なパロスペシャルから簡単に脱出してしまい、セントーンでKOするスニゲーター。

ウォーズマンへの変身は完璧だったはず。

頭を抱えるステカセキングへスニゲーター教官が告げる。


お前は完全なるウォーズマンになりきれていない!

お前の変身は完璧なように見えて、実は大きな穴がある‼︎

と、いうのが前回のお話でした。

指導を受けてるステカセ自身は胸がキリキリしているでしょうが、見ているこっちはなんだかほっこりもする師弟談義。

今回、大きなネタバレになるような事はないとは思いますが、見る前にそれは知りたくなかった、というような事を書いているやもしれません。

なので今回も未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

いずれ出るであろう単行本待ちの方もご注意を!

お前の変身は完璧に見えて、実は大きな穴がある!

鬼教官の指摘に思わず反論するステカセ。


ウソだ!

それだけはありえねぇ‼︎

オレの変身に穴などない!そう言い切るステカセに対して鬼教官。


確かに動きだけ見ればお前の変身は完璧。

パロスペシャルへの入りも本家ウォーズマンに勝るとも劣らぬ速さだった。

なのに何故、避けられてしまったか?


ズバリ言うわよ!


原因は、お前のおごりにある!


ドーーーーン‼︎

という衝撃音が聞こえてきそうに突きつけられるステカセの弱点。

変身が完璧てあるが故に、その事にステカセ自身が酔ってしまっている。

ウォーズマンに変身し、ウォーズマンにしか出来ないと言われた高難度の技、パロスペシャルまでこなしてみせるステカセキング。

それによって、オレ様SUGEEEEEEE!

と、喜んでしまっているようにしかスニゲーターには見えない。


それは本当に変身していると言えるのか?

そもそもウォーズマンならパロスペシャルが決まって喜ぶのか?

ウォーズマンなら別に喜ぶこともないだろう。

つまり、変身後のステカセキングは…


"完全なるウォーズマン"

ではなく、"ウォーズマンに完璧に変身できたことを喜んでいるステカセキング"

つまり、


本質的にはステカセキングのまま!

前回もちあがったステカセキングはウォーズマン大好き説が立証されようとしてますよー!

大好きなウォーズマンに変身出来るようになった喜び。

パロスペシャルまで自在に出せるようになった喜び。

ロビンマスクでも使えなかったパロスペシャルを使えるオレ様SUGEEEEEEE!

と、すぐに調子に乗るステカセキングが何も考えずにパロスペシャルで来ることなど、ステカセをよく知る鬼教官にはお見通し。

例え本家ウォーズマンにも劣ることのない完璧なパロスペシャルであっても、それが来るとわかっているなら避けることなど造作もない。

さぁ、ここから推定全国5000万人のウォーズマンファンの皆様、要チェックですぞーーー!

悪魔超人の重鎮、スニゲーターが正義超人ウォーズマンを語ります。


そもそも本物のウォーズマンなら、あの場面でパロスペシャルいきなり使ったかどうかも怪しいものだ。

スニゲーターの考えるウォーズマン、そして必殺のパロスペシャルとは。


・ロビンマスク譲りの豊富な技やテクニックを持つ関節技の名手。

・ベアークローという武器持ち。

それらの技で相手にダメージを蓄積させてから、最後にパロスペシャルを決めてくるのが、ウォーズマンの戦略(タクティクス)なのではないか。


すっ、スニゲーター先生ぇーーー!

よくぞ、よくぞ言ってくれました先生!

それこそがウォーズマンに必勝スタイルであり、いきなりパロスペシャル出しても通用するものではありません!

ウォーズマンの過去を見るとパロスペシャルが過去うまく言ってた例は。


・キン肉マン戦(最後は時間オーバーになったけど)

・ザ・マンリキ戦

・ポーラマン戦

これらの戦いでは相手にダメージを蓄積した上でパロスペシャルを決めてます。

キン肉マン戦では火事場のクソ力を発動させているキン肉マンを抑え込んでるんです。

これが出来たのって実はウォーズマンだけかもしれません。

ポーラマン戦はまさに理想的。

圧倒的パワーに勝るポーラマンを関節技でもって四肢にダメージを与え続けて、最後の最後でパロスペシャルを極めてます。

ダメージが蓄積されたことによってポーラマンはその自慢のパワーで力任せに外すことができなくなっていました。

マンリキも、ウォーズレッグブリーカーでござーい等で痛めつけられたあとでしたしね。

対して上手くいかなかった例としては、まずバッファローマン戦。

ウォーズマンが初めて戦うであろう10倍のパワーを持つ相手にほぼ全ての攻撃が跳ね返されてバッファローマンへダメージを与えることが出来ていませんでした。

その状態でパロスペシャルを仕掛けているのですが、ダメージほぼ0の元気いっぱいなバッファローマンからすれば10倍のパワー差で外すことは造作もなかったことでしょう。

この時の敗北の教訓がポーラマン戦で活かされることになったのだと思います。

そしてネプチューンマン戦(というかヘル・ミッショネルズ戦)

この時は片腕外れた状態でのパロスペシャルだったので外されたのは当然と言うことでしょう。

その辺りのファイティングコンピューターらしからぬ判断といい、この時はタッグマッチということを忘れて私情に走っていた師匠ロビンマスクが悪い。

ウォーズマンのせいではない!と、声を大にして言いましょう。

つまり必殺のパロスペシャルではありますが、やみくもに出しても上手くいくはずもなく、そこに至るまでの戦略が必要!いくはずもなく。

パロスペシャルを出すだけがウォーズマンではない。

そのように言われてステカセは自分の拳を見る。


だけどー、僕にはベアークローがないー

スクリュードライバーできるー腕ーもないー

あああぁああー、あああぁああー、

遠ざかー


バシィ‼︎


やる前から出来ないこと考えるヤツいるかよー‼︎

とばかりにスニゲーター教官、怒りの闘魂注入ビンタを炸裂!


お前、それでも変身超人か!

その甘さが変身の限界を作り出していると言っているのだ‼︎

このスニゲーターとステカセのやり取りの横にいるスプリングの表情、我関せずなのか、スニゲーターの怒りに圧倒されてるのか読めませんが…

無言のまま横目で見ているのがなかなか色気がありますなぁスプリングマン。

スプリングマンがそんな色っぽい視線を送っている変身師弟コンビ。


完全なるウォーズマンになりたければ、スクリュードライバーを繰り出して然るべきなのだ!

ベアークローもないのにスクリュードライバーを出せというスニゲーターに無茶言うな!と諦めモードのステカセキング。

しかしスニゲーターは、

お前の実力はまだまだそんなもんじゃない!

と、最大限の期待を込めて熱弁するにも関わらず、


アンタになにがわかる。

変身でアンタに敵わねぇことはわかったから、もうほっといてくれよ!

まるで熱血教師の説得を煙たがる不良生徒のようになってきましたステカセキング。

これはどうにも超人版スクールウォーズの様相を呈してきてませんか?

そう思うと、スニゲーターが山下真司演じる滝沢先生に、ステカセキングが松村雄基演じる大木大助に見えてきましたよー。

となると、スプリングマンはイソップか、マネージャーの加代ちゃんってとこかなぁ。

いかん!どちらも死んでしまうがな。

自棄になっているステカセに熱血先生スニゲーターは滝沢先生のごとく説得を諦めない。


放っておくものか!お前ほどの逸材を。

お前が悪魔超人入りしてからずっと、その成長を見守ってきたオレの目に狂いはねえ!

お前はしっかりとした智謀さえ身につければ、オレすらも超える悪魔超人界最高の変身超人になれる逸材だ!

これ以上のない言葉にステカセキングの腐りかけていたハートが大きく揺らぎます。


まさかアンタほどの使い手がそこまで…

こんなダメ超人なオレのことを…!!

この後の、自分をそんなに卑下するもんじゃねえと諭すスニゲーター教官の目が、表情が本当に優しいんだ。

なんだか先生と二人、裸と裸で風呂に入って泣いているシーンが思い浮かびますよ。

あっ、あれは大助じゃなくて、小沢仁志演ずる水原とのシーンだったかなぁー。

いやいやちょっと、最近の若い読者さんが全くついていけない昭和なネタの連発でホントすいませんです。

ステカセが教官の熱い口説き文句にほだされたところで、“悪事は急げ”という魔界の掟に従い、リングにステカセを引っ張っていくスニゲーター教官。

さぁ、ここで今回のお話における一番の注目ポイントが出てきますよ!

ネタバレについて全く配慮してないので、まだ読んでない人はご注意を!

レオパルドンやケンダマンどころではない衝撃が僕たちファンを襲います!

それは…


スプリングマンがお口を見せて、リンゴをガブと頬張ってるのぉーーー。

もう、見た瞬間にキュン死ですよおおおおおおおおお!

こんな可愛いシーンを見せられて、推定全国4000万人のスプリングマンファンの皆様、大悶絶ですよおおおおおお!

我々読者がスプリングマンの可愛さに悶絶させられてる間に変身師弟コンビの二人は再びリングへ。

先ほどと同じくウォーズマンのカセットを再生するよう促すスニゲーター教官。

言われた通りにウォーズマンのカセットをセットするステカセ。


この再生ボタンを押したら、オレは我を忘れてアンタを攻撃する。

そこだけは覚悟しておいてくれ。

ウォーズマンになってしまったら、そこは弟子も師匠も関係なくなる。

身も心もウォーズマンになってスニゲーターを攻撃するだろう。

ステカセキングの覚悟が伝わってくるシーンですね!

ステカセキングが自身の体の再生ボタンを押す。

ステカセキングの表情がウォーズマンへと変化する。

このしゅんか、僕の頭の中ではとあるBGMとともにナレーションが再生され始めました。


ダーンダーンダダーン、ダ、ダーンダーンダダーン♪

フーッフーッフーーー♪フーッフーッフーーー♪

アーッ アーッ♪

愛は奇跡を信じる力よ〜

孤独がこころ〜、閉じ込めても〜♪

(ナレーターはもちろん、芥川隆行氏の声で)

一度は出来るはずはないと諦めた完全なるウォーズマン。

しかし、鬼教官スニゲーターは自分には無限の可能性があると熱く語ってくれた。

お前なら、オレをも超える逸材になれると!


ひとりきりじゃ〜ないよと、あなた〜

愛を口移しに教えてあげたい〜♪


師の熱い、期待に満ち溢れた言葉!

そばでは親友がリンゴを頬張りながら無言で見守ってくれている。

お前ならやれると、その流し目で訴えている!

師の想いに、友の応援に応えるのは今!

厚い壁を越えるのは今!

今こそ、完全なるウォーズマンになる時!

ステカセウォーズマンは、今、本物を超える!

コー、ホー!


You need a Hero!


くらえ!必殺パロスペシャル‼︎

…あれ?

脳内BGMがピタッと止まりましたよ?(笑)

スニゲーターの片腕をとるも、あっさりと抜けられスニゲーターはステカセウォーズマンの頭上へ。


バカかオメーはーーー‼︎

頭上からの強烈なネリチャギによるツッコミが炸裂!

なんという昭和的なコント劇場!

大爆笑ですよホントにもうーーー!

今回はキン肉マン ディープオブマッスル特別編episode3の感想でした。

いやぁ、もうめっちゃ面白いですね!

ステカセとスニゲーターのやってることはもう師弟漫才じゃないですか。

最後の流れなんてもう完璧すぎて。

あの場面でお約束のように出すパロスペシャル。

熱湯風呂での「押すなよ、押すなよ」や、「志村、後ろー!」的な完成された様式美のようなお約束展開。

この流れはもう美しすぎます!

煽り文の、


言われたそばからーーー‼︎

のツッコミまで完璧すぎて、もう脱帽です。

腹抱えて笑いましたよ。

いやぁいいなぁ。

期待通りの行動をしたステカセキングと、ナイスツッコミすぎるスニゲーターの変身師弟コンビ。

加えて無言で見守るスプリングマンもいいですねぇ。

「巨人の星」の明子姉ちゃんのように物陰から見つめていたら更に完璧。

しかし、そのお口の可愛さにはやられましたなぁ。

スニゲーターによるステカセキングへの変身指導。

この時点ではステカセはウォーズマンのベアークローまでは再現できていないようです。

ここで変身の極意を学び、ベアークローを出してスクリュードライバーも繰り出せるようになって、後のターボメン戦へ繋がっていくのでしょうね。

いやぁ、次回も楽しみだ!

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

ウォーズレッグブリーカーでござーいの再現にも期待したい次回へ続きます!








コメント

タイトルとURLをコピーしました