キン肉マン第453話「最強の男を閉じ込める方法‼︎の巻」感想・猪突猛進サダハルおじちゃん

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ネメシスさんがアツくなるのもわかる、

衝撃の事実が次々明らかに!

どーも、たけGです。

アンドロイド・サルダートの装束をまとい、身を隠して時間超人ぺシミマンと相対するウォーズマン!

一方、サグラダファミリアに向かったネメシスの前には衝撃の光景が!

かつての完璧超人無量大数軍のメンバーであるグリムリパー、その正体は完璧超人始祖の1人であるサイコマンと瓜二つの時間超人、ファナティック!

そして更に目にしたもの、それは、カプセルに囚われ培養液に漬けられた

完璧超人始祖、ジャスティスマンの姿だった!

ジャスティスマンにいったい何が起こったというのか?

と、いうのが前回のお話でした!

いやー、衝撃的すぎましたね、培養液漬けのジャスティスマン。

そりゃサダハル様じゃなくても驚くってもんです。

作中最強の一画に名前を連ねるであろうジャスティスマンに、いったい何が起こったのか。

その答えはひょっとしたら一旦別の場面に飛んでお預けくらうかも…

とか考えもしましたが、今回しっかりと答えを提示してくれました!

なのでその答えについてしっかりと語っちゃいます。

つまり、しっかりとネタバレしております!

なので今回も未読の方はご注意を!

単行本待ちの方もご注意を!

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ネメシスが見たものは、カプセルに閉じ込められたジャスティスマン。


まさか貴様が倒したとでも言うのかーーーっ‼︎

先週の話を読んだ読者全員の気持ちを熱くぶつけてくれるサダハル様。

しかしファナティックは、


倒すだなんてとんでもない

と素直に否定。


なかなか強そうなお方で、放っておくと厄介そうな人なので眠っていただくことにしました。

試しに戦ってみても良かったのですが、それだと私も無傷というわけにはいかないし、時間もかかってしまいそうですし。

負ける、とは言いませんが、これはジャスティスマンに対する賛辞だと言っていいでしょう。

ゼブラ、マリポーサ、マリキータマン、ケンダマンを前にして旧式の超人と蔑んでいたファナティックにして、一見しただけでのこのジャスティスマン評。

ファナティック自身がしっかりとした目を持っているということで、やはりかなりの強者であるということが伺えます。

しかし要するにジャスティスマン、戦う前にラリホーかけられて眠らされてしまった、いわゆるメルキドの町のゴーレム状態ということでしょうか。

一発叩いたら目を覚ますのかな?

いや、ジャスティスマンほどの強者にあっさりラリホーかけらるものなのか?

その謎解きもファナティックさんはあっさり示してくれましたよ。

こういったことは、結構引っ張ってヤキモキさせてくれる作品も多いのですが、出し惜しみせずに明かしてくれる今の「キン肉マン」、大好きだなぁ。

ファナティックがネメシスに対して明かしたものは、イタリアはローマにある真実の口に似たオブジェの周りに10個のダンベルが埋められたあの石板!


完璧超人始祖達のダンベル!


こ、コイツは閻魔様の背後に掲げられている、ビギニングストーン(起こりの石板)ではないかーーーっ!

あ、そんな名前でしたっけ?

それとも初出かな?

時間がある時に単行本読み返してみるかな。

しかし確かにこの石板、ザ・マンちゃんの後ろにあったことは確認できましたね。

それがなぜここに?

Why?

ファナティックさん、同じものを複製したと言うのでしょうか。

そんな我々読者の疑問をぶつけてくれるサダハルおじ様。


なぜ同じものがここにある⁉︎

それにジャスティスマンとどんな関係があると言うのだーーーっ‼︎

いやぁ、アツい。

火傷しそうなほどにアツいですサダハルおじ様。

そんなおじ様へ暑がる様子もなくクールに、ニャガさんらしい姿勢で、わかりやすく解説。

この説明のくだりのファナティックの身振り手振りが人をくっていて、実に先代ニャガさん、サイコマンっぽい。


やっぱりオマエ、サイコマンだろ。

ネメシスを覗き込むように囁いた、ファナティック衝撃の一言。


あっちはニセモノ、こっちが本物です。


ハァ⁉︎

このネメシスの反応も実にいい。

いいキャラしてますサダハルおじ様。

呆気に取られるネメシスへ、私が丸ごとすり替えたと告白するファナティック。


他に好きな人が出来ただなんて嘘だと言ってよ!

的に、ファナティックの両肩を掴んで詰め寄るサダハルおじ様。

いや、見た目的には審判のロックアップ仕掛けてるようにも見えますが。


な、何をデタラメを!

あの場所でそんな事出来るはずが‼︎

…いや、待てよ。

沸点も低いですが、冷めるのもまた早いネメシス。

そうじゃないとアッという間に燃え尽きてしまうぐらいにアツ過ぎますらね、彼。

その辺の気持ちの切り替えはさすが完璧超人というべきか。

しかしそんなネメシスの様子を面白そうに伺うファナティック。

テンションの上げ下げ激しいネメシスさん、きっと興味深い研究対象なのかもしれません。


ニャガニャガ、思い出しましたね。

それが出来るタイミングがあったんですよ、つい最近。

ネメシスも思い至る。


超人閻魔と悪魔将軍が戦ったあの時!


な、なんだってーーーー!!

全国一億3千万人のキン肉マンファン驚きの声が木霊したのではないでしょうか。


刻の神の目論みは、既にあの時から始まっていた!

少なくとも、ザ・マンと悪魔将軍が激戦を繰り広げていたあの時にはもう刻の神は下天しており、ファナティックという超人を生み出していたということです。

そして超人墓場に主であるザ・マンと始祖達がいなくなった隙を見計らって、


ファナティック、ちょっと行ってビギニング・ストーンをすり替えてこい。

ホラ、ここに精巧なニセモノ作っておいたからこれと入れ替えで。

慈悲の神とゴールドマンが戦っている時なら絶対に誰も気づかないから。

ということでしょうか。

要するに…


火事場ドロボウ?

そりゃファナティックさんも気乗りしないはずですね。

そしてここで気になる点が一つ。

それはこの時のファナティックの存在。

ザ・マンと悪魔将軍が戦っている時であれば、サイコマンは消滅した後のはずですよね。

となるとファナティックはどのタイミングで生み出されたのか?

サイコマン生存時?その後?

それによって、サイコマンと同一人物なのか別人なのかの材料がまた加わりそうですが…

ファナティック考察に関しては、後半でちょっと語りましょうか。

しかし墓守鬼さん方、サイコマンと瓜二つのファナティックが来訪したのを見て何も疑わずに好意的に歓迎したとのことですが、誰一人、


待ってもらおうか!あんた!

サイコマン様は昨日、消滅したはずーーー!

と、疑問に思わなかったのでしょうかね。

しかし刻の神はなぜにそんな面倒臭い入れ替えまでして石板の入れ替えを行なったというのか。

それとジャスティスマンが無力化したことに何の関係があるというのか。

その疑問にも親切に答えてくれる優しいファナティック先生。


ダンベルとは、元の所有者達の“命”そのもの!

完璧超人始祖達は、太古に永遠の命を授かり不死となった。

しかしそれは元々あった寿命が永遠に延びたというわけではない。

その時に始祖達は、命の交換をしていた!

寿命の尽きない新たな命を授かる代わりに、寿命という期限のある本来の命をザ・マンに差し出していた!

なるほど、完璧超人達の永遠の命とは、本来の命と永遠の命を交換して得ていたということ。

元々あった本来の命はザ・マンに差し出し、ザ・マンの方で管理していた、ということでしょうかね。

と、なると、あれ?ダンベルは元々は始祖達本人が持ってたよね?とか、

ネメシスも完璧超人になった時に永遠の命を得たと言ってたけど、その他完璧超人達の永遠の命システムはどうなってるのかな?

という疑問がまだ残ってますが、その辺もこの先明かされていくのでしょうか。

ともあれ、ダンベルとは完璧超人始祖達の命、つまりは彼らの分身のようなもの。

それをマグネットパワーの海でガチガチに固めて封印してしまうと…


それでジャスティスマンは、一切の動きを封じられて…!

どうしてもサダハルおじ様のリアクションに目が行きがちですが、つまりはこういうことでしょう。

サグラダファミリアに到着したジャスティスマン。

ケンダマンレポートを聞いていないから、サイコマンそっくりなファナティックの存在を知らない。

その状況でファナティックと遭遇。


拾式(テンス)⁉︎お前、消滅したはずでは⁉︎

予想もせぬ遭遇に思わず身構えたジャスティスマン。

一方のファナティックはジャスティスマンの情報は把握しており、この方はヤバそうだと、迷わずマグネットパワースイッチオン!

かくしてファナティックを前にファイティングポーズをとったままジャスティスマンはどうすることもできずに固められてしまった。

と、いうことでしょうか。

まとめて固めてしまったので、今頃悪魔将軍様も固まってしまっているのでしょうか。

固まったままの将軍様を見て

ジャンクマン「今日は何だかいつも以上に静かだな将軍様…」

BH「普段から無口なお方だが、いつにも増して何も言わぬしトイレにも行かれぬ。不機嫌なのだろうか…」

ジャンクマン「空気が重苦しい…ニンジャ早く帰ってこねえかな…」

だなんて、将軍様が固まってしまってるだなんてこれっぽっちも思わずにいるのかもしれませんね。

サンシャインにかっ飛ばされたシングマンは、


おのれ、あの下等超人め…

とブツブツ言って彷徨っているところを固められてしまってるのかもしれません。

あの風体だから固まっても、彫刻か何かだろうと誰も怪しんでないかもですね。

シルバーマンは…

頭のままでずっと固まっていたから、改めて固まっても何も変わらないか。

しかしジャスティスマンが固まった理由はそういったわけで、別にファナティックに負けたとか、不意をつかれて罠に嵌ったとかいった理由ではなかったのでひとまずは安心。

ジャスティスマンの格を下げるようなことにもなりませんでしたし。

そしてこれは悪魔将軍も今回の戦いには参加できないという明確な理由づけにもなりますしね。

ジャスティスマンや悪魔将軍はその強さや格からして、味方としての戦うシーンを描きづらいジョーカーキャラ。

かといって時間超人たちを無下に扱うわけにもいかない史、他の超人達が目立たなくなってしまうおそれもあるから外さざるをえない。

なので不参戦の理由づけとしては最適な方法でしょう。

そしてもう一つ、この事実にはもう一つの可能性もあるような気がします。

それは、完璧超人始祖達の復活。

マグネットパワーとは宇宙のエネルギーであり、命の力でもあります。

それを利用したのが禁断の石臼であり、死んだ超人達の復活の鍵になっていた。

そんなマグネットパワーの海に、始祖達の命であるダンベルを漬け込むとどうなるか…

ダンベルを元に始祖達が復活する、そんな未来も見えませんか?

まぁこれは僕の思いつきではなく、Xで他の方々が語っていたのに乗っかってるだけなのですが実にありそうだと思いましたので。

この辺を考え始めると長くなりそうなのでこの辺にしておいて、まとめに入りますか。

今回はキン肉マン第453話の感想でした。

いやぁ、ネメシスさんの一挙手一投足が非常にアツい回でしたね!

いやまあネメシスさんでなくともそりゃアツくなるでしょ!という内容だったのですけども。

やっぱり一番衝撃的だったのは、刻の神の計略は完璧超人始祖編から始まっていた!ということでしょうか。

刻の神が下天してアブないこと始めてんのに、慈悲の神様ってば自軍の戦力を減らすような戦いおっ始めちゃって何してんの!

刻の神としても、これはしめしめみたいな展開になっていたことでしょう。

そりゃ調和の神様も、こりゃ任せておけないと下天してきますわな。

そしてその時点では既に誕生していたファナティック。

悪魔将軍とザ・マンがやり合っている最中に、お前ちょっと来いと超人墓場へ行かされているファナティックさんですが。

彼にそっくりなサイコマンが消滅したのはその前日でしたね。

その1日の間にファナティックは誕生していたのか、その前から既に存在していたのか。

ファナティックとサイコマンが同時間軸で存在していた可能性はあるのか。

いろいろ想像できますね。

同時間軸で存在していたなら別人説が強くなるし、消滅後に誕生していたというのなら、同一人物説で記憶を失っている、もしくは巧妙に演技している、という説が強くなる気がします。

ですが、サイコマンはジャスティスマンに対して愛憎に近い感情を持っていたようなので、この事態でのファナティックの対応は演技しているとは考えにくいですし…

何よりサイコマン消滅の瞬間を思い出すと、実は全てが演技でした!ってのは正直言って考えたくないですしね。

なので、やっぱり僕としては消滅後、何らかの形で刻の神の手に落ちたサイコマンが記憶操作されてファナティックとして生まれ変わった…

という記憶消去説を支持したかったのですが、ここに来てこれ正解じゃない?という有力な説が浮上してきました!

それは、ファナティックが過去に戻ってサイコマンになった説。

今後の話の流れで時間超人であるファナティックが自分の魔時角を折って1億年の時を遡った。

しかしキン肉マンⅡ世におけるカオスのように、時間を遡ったことによって記憶を失ってしまう。

そこでザ・マンと出会い、10人目の始祖としてサイコマンの名を与えられた…説。

ファナティックは生まれたばかりだからサイコマンとしての記憶はないし、ジャスティスマントの面識もないから愛憎なんてあるはずもない。

ネメシスが感じたファナティックに対するサイコマンとの微妙な差異。

それは若さによるものなのではないかと。

ファナティックは生まれたばかりで、サイコマンはそこから1億年を経た姿なのだとしたらいくら不老不死の命でも佇まいや雰囲気に違いは出てくるでしょう。

ね?そう考えるとしっくりきませんか?

実はこれもですね、先の石板と同様、僕の考えではなくて仲良くさせていただいているオレ流のアキラさんの記事を読んだものなのです。

こんな高度な説、私なんぞには思いもつけません!

この記事読んだ時は震えたもんです。

これ、正解だろう!と。

こんな説に思い至るだなんて、世の中にはすごい人たちがいるものですねぇ。

僕のこの、ファナティック→サイコマン説

を熱烈に支持したいと思います。

しかしもうずっと神がかったストーリーテリングを見せてくれているゆでたまご先生方のことだから、更に驚きの答えを用意してくれているのかもしれませんね。

今回はこの辺で。

いつかまたここで会いましょう。

カプセルの中でファイティングポーズで固まっているジャスティスマン。

こんな焦っているようなポーズは嫌だなぁ、いつものように両腕下ろした直立不動の余裕のポーズで固め直して欲しいなぁ。

と、内心思ってんじゃないかと考える次回へ続きます!








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