キン肉マン第470話「信頼に足る眼光‼︎の巻」感想・目は口ほどにものを言う

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キン肉マンはその目で、見知らぬグレートの目を信じた!

どーも、たけGです。

突如現れた謎のキン肉マングレート。

ガストマン、エクサベーターの2人と連戦の恐れがあったキン肉マンを救うためこの場所へ来たと言い、キン肉マンと組んでのタッグマッチを要求する。

しかし、その要求に待ったをかけたのは、誰であろうそのキン肉マン。


そのグレートマスクは誰もが被っていいマスクではない。

悪趣味はハッタリで被っているのなら、アイツら以前にこの私が許さない!

テリーでもカメハメでもない、謎の3人目のグレートへ疑心の眼を向けるキン肉マン。

グレートはガストマンの攻撃に耐えながらキン肉マンへ自身の思いを訴える。


このマスクにアンタがどれほどの思いを抱いているのかも知っている

怒るのは無理もない

しかしこれだけは信じてほしい

オレは今日ここに…


ある男の代わりに来たのだ!

ある男とは一体⁉︎

と、いうのが前回のお話でした!

ここで書いている予想はもう忘れてほしいなぁ〜

今回のお話では、キン肉マンがグレートの言葉を信じるか否かが描かれます。

先に言っておきますと、グレートの正体も、グレートの言うあの男についても、今回はまだはっきりしません。

なので大きなネタバレに繋がるようなことはないと思いますが…

これも言っておきましょう。


今回は、アツいですよ?

読む前にそのアツい内容を知って欲しくないので…

今回もやっぱり未読の方はご注意を!

まず本編を読みましょう!

単行本待ちの方もご注意を!

キン肉マン 86 (ジャンプコミックスDIGITAL)

正体不明の3人目のキン肉マングレートに対して不信感の拭えないキン肉マン。

グレートはガストマンの放つ風に耐えながら、懸命に自身の思いをキン肉マンへ訴えます。


本来ここに立つべき男は誰よりもアンタの影響をうけ、誰よりもアンタのことを尊敬してやまない人物!

しかしある事情により彼はどうしてもここに来る事が出来ない、だから代わりに来れるオレが来た!

僕は前回、グレートの言うある人物とは未来のキン肉マン自身ではないか?

と予想しましたが、出鼻からその予想は挫かれましたね!


ま、いつもの事ですが。


ソイツのためならオレは全人生を投げ打ってでも闘うことが出来る!

 だからアンタのために、ソイツのために、オレを一緒に闘わせてくれ‼︎

ここまで彼に言わせるソイツとは、やはりⅡ世との繋がりを考えるとキン肉マンの息子、キン肉万太郎である可能性が高いでしょうか。

ですが、前回予想したように今のシリーズは、かつて連載していた「キン肉マンⅡ世」という作品には繋がらない時間軸説を推したい気持ちは変わらないので。

なのでここで予想するキン肉万太郎とは、作品としての「キン肉マンⅡ世」の時間軸における万太郎ではなく、現在のシリーズから繋がる未来のキン肉スグルの息子、万太郎であるのかなあと思います。

まあこの予想もてんで的外れで、誰も予想もしない人物の可能性だってありますしね。

例えばキン肉マンに影響を受けて、キン肉マンを尊敬してやまない人物と言えば今シリーズにおけるキン肉マンスーパーフェニックスだっていますし。

フェニックスとなるとここへ来れない理由や正体を明かせない理由も今のとこないので、これはまあ単なる思い付きではありますが。

前回も散々行ったグレートの言う、ある人物についての考察はこの辺にしておきますか。


頼む、オレのことを信じてくれ~~~っ!

必死に訴えるグレートの目。

その目を見てキン肉マンは同じような目をした男のことを思い出します。


ヤツのあの目は、あの日の…


テリーの目と一緒なんだ!

その男とは、かつてカメハメに代わってグレートになっていた親友、テリーマン。

あの時、カメハメの死を伏せるためと、タッグトーナメントという公式試合中ということもあって正体を明かせずにいたテリーマン。

完全に疑心暗鬼に陥っていたキン肉マンへ強く訴え続け、キン肉マンの心を動かすことが出来た。


(ま、あの時のキン肉マンはその後も何度か拗れたんですけども)

あの時のテリーと同じ目で訴え続けるグレート。


お前も私に正体を明かすわけにはいかんのか?

心が動いたキン肉マン。

せめて正体だけでも明かせとも言わずに、むしろ既に正体が明かせない事情を慮っているかのようなその表情。


すまない、それだけはできない!

正体を明かせないというグレート。

テリーの時は先に書いたように前任者のカメハメの死を伏せている、もしくは公式試合で中身が入れ替わっていることを伏せているという理由があったのですが、すでに中身が正体不明なこと、今のキン肉マンとは初対面の、知りうる人物ではないことがわかっているのに何故正体を明かせないのか。

今回はあとでこの件について考えてみますかね。


正体は明かせない、しかし、それでも…


それでもお前は私のために来たというのか、お前の信じるその男のために!

キン肉マンの言葉にグレートは答える。


そうだ!オレは天地神明に誓って、アンタのために…


いや、この世の未来のために闘いに来たんだ!それがオレとソイツの心の願いだからだーーーっ‼

未来のために、ということでやはりソイツとは万太郎の可能性が高くなりましたね。

そしてこの時間軸で万太郎が育っている未来は、やはり刻の神によってのっぴきならない状態になっているようにも聞こえます。

だからそんな未来を変えるためにやってきた。

グレートが来なければキン肉マンが危なかったという前回の予想もあながち外れでもないのかも?(悪あがき)

訴え続けるグレートですが、ガストマンは更に風力アップ!

遂にはグレートも耐えられなくなってリング外へ吹き飛ばされるも、キン肉マンが思わず手を伸ばす!


友情の握手(シェイクハンド)ーーーッ‼

おお、これは懐かしい!

友情の握手(シェイクハンド)!

かつてはキン肉マンゼブラに吹き飛ばされたキン肉マンを、ロビンマスクとラーメンマンが手を伸ばして救った友情の握手。

それを今回はキン肉マン自身がグレートを救った!

これは懐かしくていいものが見られました。


…かつてのゼブラ戦の時はタッグパートナーだったロビンはともかく試合権利のないラーメンマンまでが手を貸すのは反則では?なんて今更言うのはやめておきましょうか。


おまえのその目、その言葉、信じようではないか!

未だ正体を明かさぬグレートの言葉を受け入れることに決めたキン肉マン。

ロープの反動を利用してグレートともに体勢を整え、息の合ったダブルドロップキックをガストマンへ決めた!


キン肉マンってのは甘いんだな

そんな得体の知れないヤツをあっさり信用しちまったのか

ガストマンの挑発にも似た物言いに対して返す、この後のキン肉マンの言葉がとてもいいんですよおおお‼︎


生まれたばかりのお前と違って、私はそれなりに人は見てきた

素性も明かさず隠し事をされたままというのは確かにいい気はせんが

人にはそれぞれ事情というものがあるだろう

あの!

あのキン肉マンが!

キン肉スグルが‼︎

こんな事を言うなんて!

確かにキン肉マンはこれまでいろんな相手と闘うと共にいろんな人を見てきた。

仲間である正義超人たちのいろんな面も見てきた。

これまでの戦いが、歩いてきた道のりが、キン肉マンの肉体だけでなく精神面も大きく成長させてきた事がわかるセリフです。

いやこれもう泣けますね!

普通に読めば特に泣けるシーンではないのかもしれないけれど、昔から『キン肉マン』という作品を読んで、キン肉マンという超人を追い続けた僕ら読者からするとすごく泣けるシーンではないですか?

キン肉マン、大人の超人として成長してるんだなぁ


それに、この男の目には嘘がない

嘘をつけないから隠し事をしている

 そんな目だ

私はこの男のそんな正直さが気に入った

見つめあう視線のレイザービームが、キン肉マンの心を打ち抜きました!

出逢いは億千万パワーの胸騒ぎ!

まばゆいくらいにエキゾチックジャパンですよおおおお!


キン肉マングレート、今からお前は私のタッグパートナーだ!

グレートの肩に手を置いて高らかに宣言。

そんなキン肉マンの成長をミートくんも誇らしげに見つめていますね。

誰ですかー⁉また何週にも渡って拗れ続けてイライラさせるんじゃないのとか言ってた人は!(書いてるお前だ)

そして改めてキン肉マンからガストマン、そしてエクサベーターにタッグマッチを要求。

そんなキン肉マンの人を惹きつける人間力、もとい超人力を見たエクサベーターもその要求を受諾し、リング上へ降り立ちます。

ザクキャノンはこれにて解除!

膝立ち状態のガストマンにの背後に立ち、肩に手を置くエクサベーター。

おお、この2人のポーズ、懐かしのスタイナー・ブラザーズを思い出すなあ。

エクサベーターとガストマン、そのチーム名は


"インダストリアル・レボリューションズ"

日本語にすると産業革命コンビ!

パワーショベル風のエクサベーターと、両肩にファンを載せた空調服を思わせるガストマンのコンビなので産業革命というよりも現場作業という意味で、


"フィールドワークス"

あたりがしっくりくるような気もしますが、インダストリアル・レボリューションズ、パッと見カッコいい名前だからまあいいか。

対するキン肉マンとグレートのタッグチーム名はもちろん、


"マッスルブラザーズⅢ"だ!

カメハメグレートとのコンビがⅠ、テリーグレートとのコンビがⅡ、そして今回の3代目グレートとのコンビがⅢ!

これは最強のマッスルブラザーズ誕生の予感がしますよ!

Ⅲという数字は最強となる可能性をひしひしと感じます。

ドラクエだって、FFだって、Ⅲで大きく飛躍しました。

スーパーサイヤ人も鳥山先生が手掛けた原作に限れば3が最強!

マッスルブラザーズ、これはかなりの強みだと思いますが…


インダストリアルレボリューションズがスタイナーブラザーズっぽいので、こちらはやっぱりヘルレイザーズなのかな。

え?

スターナーブラザーズもヘルレイザーズもわかりませんか?

そうですか…

 カムバックしないで!

今回はキン肉マン第470話の感想でした。

正体不明の新たなキン肉マングレートを、キン肉マンが受け入れられるかどうかが焦点の回でしたが…

案外スムーズにグレートを認め、受け入れましたね。

それも読者がとても納得出来る形で。

素顔を隠し、明かす事が出来ない。

普通はキン肉マンの言う通り、あまりいい気はしないものですが、キン肉マンはグレートの目を見て嘘のない事を見抜いた。

口で説明しても伝わらないこともある。

しかし目を見れば伝わる思いもある。

兄アタルの言っていたように、べらべら喋るのではなく両の眼もってグレートを見て、彼のことを信じるに至ったのでしょう。

気に入ったと言ってしまうほどに。

ホント、ここは歴史に残る名シーンになりそうなぐらいに良い展開でした!

一方で、グレートはなぜ正体を隠す必要があるのか?ですね。

2代目グレートだったテリーマンにはキン肉マンへ正体を明かせない理由があった。

しかし3代目の彼は登場した時点でキン肉マンからすれば誰だお前状態。

更に中の正体が"彼"だとしても、今のキン肉マンにとっては全くの初対面なので、誰だお前は変わらず。

なので別に素顔で出てきて

頼む、オレの事を信じてくれ〜っ‼︎

と言っても、今のキン肉マンなら大丈夫だと思うのです。

いや、むしろグレートマスクを被ってない方がいいかもしれない。

グレートマスクを被っていた事でキン肉マンとミートくんは逆に態度を硬化してましたからね。

なのでキン肉マンに対してはグレートマスクで正体を隠していた事は、中の"彼"にとってあまりメリットはなかったように思われます。

それならば何故正体を隠し、それを言えないのか。

予想を外す事で有名な僕でございますが、ここでまた2つの仮説を唱えたいと思います。


①正体を知られてはいけないのはキン肉マンではなく、時間超人たちに対してである

この世界における"彼"も時間超人で、それが刻の神、もしくは五大刻の誰かによって生み出された存在で。

それが今より未来の出来事であっても、時間を操る刻の神に存在を知られるわけにはいかない。

存在を知った刻の神が今後生み出すのをやめてしまったら、存在そのものを抹消されてしまうから。

そう言った理由でグレートマスクを被り、その正体やどこから来たといった理由を話せないのかもですね。

そう考えるとグレートがガストマンに対して、


新参め!

と強めの口調で言ってたのも生まれたてのガストマンに対して、オレの方が先輩なんだよ!生意気言ってんじゃねー!的な思いが籠ってたのかもしれませんね。


②グレートマスクなしではこの世界で活動出来ない。

まあこれはモンゴルマン的な理由ですね。

究極のタッグ編で命を落とした彼は次元を飛び越え、この世界の終点山で目を覚ます。

この山ならば霊命木から発せられる気によって動ける事を知るが、山を降りたら生きていけない。

そこへ超人墓場から離れたラーメンマンが現れて事情を聞き、かつて自分へドクターボンベがしてくれたように、"彼"へ霊命木からグレートマスクを作った…

いや、こっちの仮説は弱そうだな。

まあなんだかんだ言って、運命の王子たちやネメシスまでもが味方になって戦っている、ザ・ドラえもんズならぬザ・キン肉マンズの様相も呈している今シリーズ。

元祖キン肉マン亜種であるグレートも出しとかないと!

というファンサービス的な意味合いが強いとも思うのですけどね。

今回はこの辺で

いつかまたここで会いましょう

ウォーズマン、臨戦体勢で睨み合ったまま耐用時間の30分過ぎてないか気になってくる次回へ続きます!













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