今回は主にアニメオリジナル編について。
子供の頃はこの原作にないオリジナル要素が嫌で仕方なかったのですが、改めて見ると…
実に面白い!
あっ
どーも、たけGです。
大爆笑アニメオリジナル劇場。
アニメオリジナル編、面白かった!
いろいろ笑えて面白かったです。
原作を読まずにアニメから入った人のオリジナル編の感想を聞いてみたいとこですが、原作を知っていれば矛盾だらけで、むしろとても笑える内容ばかりで面白かったですねえ。
「聖闘士星矢」って、原作の時点で矛盾だらけの作品なのですが、それに話をかけて矛盾だらけなんだもの。
あの頃、ちゃんと見ていれば笑って許せていたかなぁ。
悪の組織、サンクチュアリ
まずアーレス教皇が非常にいい感じ。

完全に仮面ライダーや戦隊ものの悪の総統のノリです。
原作のサガは表向きは善の教皇として、まさに神のように慈悲深い存在のように振舞って人望を集めつつ、裏でひっそりと悪の根を慎重に伸ばしていっていたのに対して(まぁサガは二重人格であったということも大きいですが)、
アーレスは悪だくみを隠そうともせずに堂々と聖域(サンクチュアリ)の新しい支配者としての権力を堂々と誇示しています。
脇を固めるギガスやパエトンもいい味出してますねぇ。
やっていることはライダーなどの悪の組織よりも規模が大きいかな。
某国の内乱を扇動したり、軍艦沈めたり、タンカーをジャックしたりと、幼稚園バスをジャックするよりもはるかにスケールは大きいです。
さすがにここまでやったら、
「私が見た教皇は正義だ!」

と断じていた乙女座のシャカ様あたりからも反感を買いそうなもんですが、どうなんでしょ。
蟹と魚くらいしかついてきそうにないような事を堂々と色々やらかしているんですよアーレス教皇。
なのにパトカーが駆けつけただけで撤退するドクラテスさん。

世界のあちこちで傍若無人に振る舞ってるんだから、日本の警察くらい蹴散らしても良かったのでは?
って言うかまあ、ドクラテスは本当に悪の怪人のノリでしたね。

巨漢を通り越して巨人だな…
え?ドクラテスって、あの、カシオスのお兄ちゃんだった?
その設定、必要でしたか?
本当におかしなおかしなアニオリの人々
アーレス教皇が実権を握った聖域は、なんだか北斗の拳の拳王軍か、聖帝軍みたいなノリですよ。
「汚物は消毒だぁ〜」みたいな人がいてもおかしくない世界です。

何よりシベリアでピラミッド建設して教皇の権威を世界に知らしめるって、まさに聖帝サウザーの聖帝十字陵じゃないですか。
どこの世紀末の出来事なんでしょう。
タンカーをジャックしたゴースト聖闘士もまた笑かしてくれました。
シーサーペント、ドルフィン、クラーケンと、海の生き物や魔物の名を冠しているのに、3人合わせた通り名が、三羽ガラスって。
お腹痛いぃ
そして氷河の師匠として登場し、その後のカミュの立ち位置を複雑にしてしまった水晶聖闘士(クリスタルセイント)と、そのあとに出てきた炎の使い手、炎熱聖闘士(えんねつセイント)。
この方々はそれがそのまま本人たちの名前になっているんですか?
子供の頃から長年指導を受けてきた氷河からも「クリスタルセイント先生!」とか呼ばれているし。
炎熱聖闘士だって、自分で「この炎熱聖闘士、」とか言ってるし。
それでいいのか主人公。
オリジナルの展開やキャラクターたちがとんでもない角度で魅せてくれる一方で、原作キャラたちも負けていません。
なんと言っても熱血主人公のペガサス星矢です。
原作では女性には手をあげないはずの彼、主人公のペガサス星矢は、シャイナさん相手に本気の攻撃をしていますし、そもそもシャイナさんと戦うことになっても全く躊躇しません。
それ以上に衝撃的だったのは女性聖闘士のガイストを相手にした時。
マスクが飛び、結構美少女な素顔を晒して地に倒れ伏した彼女に対して、背中から本気の流星拳を浴びせかけてるじゃないですか!

既に倒れた相手、更には完全無抵抗な背後から本気の流星拳ですよ!

女性に手をあげる云々以前の大問題じゃないですか、これは!
ダウンして、背中を向けている相手に対して非情の追い打ち攻撃!
ゲーム「ブシドーブレード」なら文句なしの強制ゲームオーバーとなる武士道に反する行為を、あのペガサス星矢がやってしまうんです。
「卑劣者 この先行かせず。 聖域」
とか言われませんか。大丈夫ですかこの熱血主人公。
更にはこの後、恐らく彼女が息をひきとったあとで、
「黄金聖衣のマスクを取り戻したぞ!」
と笑顔で嬉しそうに宣言しちゃうんですよ。

テハハハハ、こりゃさすがにいただけねえなあ。
この直前のガイストちゃんなんて、完全にDV男を見るような怯えた表情してるんですよ。

こ、この人ホントに主人公…?後ろから襲われたんだけど…
みたいな。
これは初めて見てあまりに衝撃でした。
こんなに可愛い美少女なのに、背中から流星拳撃っちゃう?
いや、相手が例えカシオスちゃんであっても、倒れてるとこに背中からトドメ放っちゃあかんでしょ。
リアルタイムでの放映当時、この主人公の行為は議論になりませんでしたかね。
今なら炎上案件じゃないですか?
子供の頃にしっかりと見ていたなら、僕はどう思っただろう。
これだけで視聴をやめてたかもしれない。
衝撃のネタバレ予告。
それと、衝撃的な回がまだありました。
衝撃的だったのは次回予告。
先に書いたそれ名前なん?な炎熱聖闘士さんが登場する回。
炎熱聖闘士の炎に追い詰められる瞬、果たして、絶体絶命の瞬に奇跡は起きるのか!?

と、ナレーター役の星矢、古谷徹さんが熱く語る次回予告。
瞬ファンの子どもたちや女子たちは皆、
瞬、どうなっちゃうの!?
チェーンで逆転するの⁉︎氷河が凍気で助けてくれるの⁉︎
みたいな思いでハラハラと拳を握りしめ、この予告を見ていたのではないかと想像します。
そこへ続く星矢の声。
次回「聖闘士星矢」!
「炎の復活!不死身の一輝!!」
君は小宇宙を感じたことがあるか!

…
やっぱり来てくれるんだね!一輝兄さん!
ってオイオイ、めっちゃネタバレ予告じゃないですかー!
瞬のピンチを煽るだけ煽って、タイトルで一輝の登場を宣言するなんて、
瞬は助かりますよー、大丈夫ですよー
と教えてくれてるようなもんですよね。
今でこそ瞬くんピンチ!→一輝兄さん登場はセットのお約束のようなもんですがアニメ放映当初のこの頃は、このお約束シチュエーションはこれが最初だったんじゃないですか?
原作だって兄さんが瞬のピンチを救うのは十二宮編で双子座の聖闘士とのバトルまでなかったわけだから瞬のピンチに一輝兄さんが現れることを想像できた人は、この放映当時は意外に少なかったんじゃないかなあ。
タイトルでネタばらしをしていなければ。
その回の本編でも瞬が炎熱聖闘士に追い込まれ、星矢や氷河が急いで走っているシーンが流れてもなんら緊迫感なかったですよ。
だって冒頭で「炎の復活!不死身の一輝!」って言ってるし、どこでどんな風に兄さん出てくるかなあって思ってたくらいですから。
ま、だいたい予想した通りの現れ方でしたけどね。
それでいいのか兄さんは。
その一輝兄さんも復活したら、えらい性格が丸くなっているし。

「オレは群れるのが嫌いだ!」と言っていたあの孤高の兄さんはどこへやら。
兄さんってば皆と一緒にパーティーに参加して乾杯してるし

それも聖衣着たままで。
更には瞬の涙を笑顔で拭いてあげてるし、瞬と一緒に墓参り(母親の?)してるし。
それでいいの、兄さーーーん!
そして、敵であった時の星矢たちや瞬に対する憎悪アピールについての理由も答えを出してくれました。
その理由とは、師匠から誰かを憎むことによって小宇宙を燃やす闘方を叩き込まれたからとのこと。
だから星矢や瞬と敵対していた時は
「オレはお前らが憎い!」
と言うことで小宇宙を燃やし、仲間になったら今度は
「オレはアーレスが憎い!」
とか言って小宇宙を燃やしてるってわけなのね。
とりあえず誰でもいいので誰かを憎むことで力を引き上げることが出来るんですね。
なーるほど…
いや、本当にそれでいいのか兄さんは?
白銀聖闘士編は更に混迷の度合いを増していく。
アニオリ編を経て、原作の白銀聖闘士編に戻った後もかなりアレンジが加えられ、もはや白銀聖闘士編もアニメにおいてはオリジナル展開に近くなってます。
原作のお話に戻って安心かと思いきや、(原作の話+アニオリ展開)÷2みたいな感じで、混迷の度合いがますます深くなっていくんですよ。
白銀聖闘士最強と思われるペルセウス座のアルゴルはジャミアンやダンテらをすっ飛ばして、えらい早くに出てくるし。
ミスティからモーゼス、アステリオンの登場から決着までえらい早口早足で進んでいくし。
って言うか、オリジナルキャラの話を長々と煮詰めて描いているのに、どうして原作のエピソードは駆け足で描くのか本当に意味不明。
アニメの星矢たちは沙織お嬢さんがアテナだということをあっさりと認めて受け入れちゃうし。
そしてこの混迷のアニメ白銀聖闘士編において登場するのがアニメ版における最大の問題児たち。

鋼鉄聖闘士!
結局アナタたちはなんだったの?と思えるぐらいに、フェードアウトしていった印象が強く残っているんですが、この人たちはあれですよね。
ガンダムで言うところのGアーマー的な事情がある人たちだったんですよね?
正直、あの頃、アニメ版星矢において1番受け入れられなかったのがこの人たちなのですが、年を重ね、オリジナル編を笑って見られるようになった今なら…
やっぱり、ダメだな。
ドクラテスやギガスにパエトンを笑って受け入レることが出来ても、こいつらだけはやっぱり受け入れられないや。
紫龍があんなに苦戦し、両眼を潰す他に選択がなかったメドゥサの盾の魔力を、機械の力でガードできるって、やっぱりなんやねん!
(メドウサの盾の魔力を掃除機のように吸い込んじゃうんですよ)
リアルタイム放映時は、やっぱり同様に思った人は多かったのでしょう。
原作以上にアニメを熱心に見ていた弟も、
こいつらはない。
と言ってましたし。
その不人気ゆえに、十二宮編以降はフェードアウトさせるしかなかったのかもしれませんね。
そう考えると、スポンサーの都合で登場させられたにも関わらず、ファンの支持を得られないまま表舞台から姿を消さざるを得なかったこの3人の鋼鉄聖闘士はちょっとかわいそうなのかもしれません。
くそっ、泣かせやがるぜ!
今回のまとめ
今回はアニメ版聖闘士星矢と一度しっかりと向き合ってみようシリーズ第3回でした。
白銀聖闘士編が終われば、次はみんな大好き黄金十二宮編。
十二宮編についてはほぼ原作通りで進むのですが、アニメオリジナルの設定と原作の設定を整合させるために、やっぱりかなりカオスな展開が見られるんですよねえ。
サガの正体が明かされたことによるアーレス教皇の設定とか、キグナスとアンドロメダの師匠たちに絡む設定とかね。
まあそんなおかしな展開を楽しむのも、アニメ版の1つの見方なのかもしれませんが。
子供の頃は原作重視でアニメ版をしっかり見ようとしなかったけど、今みたいにちゃんと見ておけば友達や弟たちと原作との矛盾点などについて熱く語れていたのかもしれませんね…
人生はいつも、後悔ばかりです。
今回はこの辺で。
いつかまたここで、次回、その4で会いましょう。
君は小宇宙(コスモ)を感じたことはあるか⁉︎


コメント
栗山裕貴
聖闘士星矢
小学生の頃好きだった聖闘士星矢を数十年ぶりに見てみようかと見てみたら、このアニメオリジナルの聖闘士たちが面白すぎて笑いが止まりませんw そんなアホな、というシーンばかりです。
>40代聖闘士(射手座)さん
コメント、ありがとうございます!
僕も大人になってから改めてアニメ版見てみたら、オリジナル聖闘士などアニメ独自の話が面白すぎでした。いろんな意味で。
子供の頃は原作にない要素が嫌で仕方なかったんですけど、今見たらギャグを見るように笑ってみられるんですよねぇ(笑)